カロリー・メイト
ボクの
自分側にある
カロリー(熱量)を
ちょっと
30分くらいそのままにして
机に置いておいて、冷ましたら
別のお皿
コザラに取り分けてから
さらに
君のためには
冷たく冷えた飲み物を
ボク、準備しておいたから
麦茶が苦手な君のために
冷蔵庫のドア
両開きの扉の向こう側にある
背中の方向から観た
マ・ウシロの世界に
残しておいた
ボクのキミドリイロをした希望
あの日、事務所に預けたように
ありがとうをとても自然な口調で
いつも帰り道で言っていたように
ただ、帰りを待ってるだけ部屋に
ボクはようやく、やっと
さっき、目が醒めたまんまの顔で
君の最初のコトバ、待っていたの
『ただいま』と『おかえり』