タイム・スリップ-2024-ing
君の新曲を
聴き流して
ボクは
この生活を送った
その日々は
ひび割れた食パンよりも
実際には
全然柔らかくて
手触りだって
もちもちしてるよ
君の詞(コトバ)の方が
隣りに
やってきました
配膳ロボットよりも
リアルに動いて
ボクの書いた詩
なんかよりもずっと
イマドキなテイストで
こんなの
絶対に
勝てないからって
聴いてらんないって
DOLBY SURROUND毎
壊すと
やっぱり
もったいないから
SUPER WOOFER
少ない小遣い
貯めて買ったのは
自分が
誰よりもご存知だから
ポップな女の子のイラストを眺める
マルっとした
気持ちのまんま
空が暗くなる前に
君の声が
真夜中に
宙の芯に
響き渡るよりも先に
ボクは
ワァーって
ヘッドフォンしてる頭を
抱えたまんまで
夜の街を
目指して
ひとり彷徨う
深夜を
徘徊するだけのために
高速道路の
ちょうど真上
ミドリイロの歩道橋を
ネズミイロ、MUJIのT-shirtで
直角90°に駆け抜けた
BGM代わりの曲なんて
他には
何にも要らないなんて
君には
BIG MOUTH
叩いたけれど
あの時は
嘘ついたなんて
思わなかったのに
コレッぽちも
今のこの感じ
最近のボクの
薄っぺらい感覚
まるでさ
30年前に
タイムスリップしたような
馬鹿にされた
気持ちになった
昔の自分に
嗤われたような気分
現在進行形の
最高だと
錯覚したボクを
コレは
不可解ではなくて
ボクは
ちょっと不機嫌になった
なっちゃったよ
ホント、謎だよ
悪いけど・・・・・・
ボクには
謎の感覚
なんか
まるで
夢を観てるような
現実じゃないみたい
気が変になりそうな
現在の
いまのボクにとって
それは
謎の感覚だった
夜の闇は
ボクの心を狂わせる
人の気持ちも
同じ色に
きれいに塗りつぶすから
とっても危険なの
たとえば
それが
ボクの存在を蝕む
孤独だったなら
孤独との関係は
早めに
掃除しておいた方がいい
特に
自分との距離感
鳥獣自我の絵柄
それも
実は
ボクが寂しくて
眠ってる間に描いた画だった