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Photo by
sabinekoland
お家に帰ろう
星は
夜に
真夜中に
暗い闇に
生命の瞬は
人の優しさは
水の中に
流れてしまったけれど
自力で
真上を
真ん中の宙心
一所懸命になって
夜空ノムコウを眺めたら
一筋だけ
下方に向けて
ポトリと
自分にしか
聴こえない音がコダマした
水面には
底には
たった一滴の
水玉模様が
不思議と浮かびあがる
僕が
水溜まりだと気づいたら
君の頬っぺは
生温くなったから
黄色いハンカチーフを
貸してあげると
普段とは
全く違う話を始めたら
名前を知らない
誰かさんは
優しく微笑んだから
もう一度
僕は
夜の公園に戻った
砂のお城と
トンネルが
崩れちゃう頃には
一緒に
ウチに帰った
晩御飯の
ビーフシチューが
冷めないうちに
まだ目が
醒めないうちに
君は
笑って
帰って
僕よりも早く
スヤスヤと眠った
コレ
夜10時過ぎの物語らしいよ
体が前後に
小さく揺れたのは
気のせいだったみたい
いつもの勘違いをしたのね
またまた
悪い癖が出ちゃった
ソツナク
率無く
素っ気なく
振舞うのは
まだまだ
子供たちには
難しかったのかな?
また明日、バイバイ