申の惑星
基本的な話をしよう
ごくごく
炭酸飲料
缶ジュースでも飲みながら
まずは
猿にもわかる基礎編から
僕は或る日
本当に
本は1冊も読まなかった
他人の書いた文章には
求めた答え
大正解が載っていなかったから
何一つとして
参考、ヒント、ハックにはならない
戯言だった
独り言だった
君の
感情を
吐きだしただけの
吐露っトロ
暴露本も
1冊、あったっけ?
珍しく、レアに
プレミアは
付かなかったけれど
貴重な時間をどうもありがとう
個人的には無駄だった
そのコミュニケーション
僕は
君の話に
真新しさは感じなかった
率直な感想としては
ホント
旧い人だと思ったくらい
格好悪くはないのに、不思議だね
見栄えが良くても
あまり美味しくないって
何処かの誰かは悪く言うからね
明日は自分の番になる
『嫌われる勇気』も読んでいないし
アドラー心理学に興味はないし
君の話は
今日も変わらず
退屈だったし
僕の新生活は
快適さを増していったし
精神的な束縛感は
消えていったから
日に日に失われていく
自我への愛着
別に、どうでもいい
この感覚にこそ
僕の真実はあった
惰性を嫌っても
自信はついたりしない
生きていくなら
成る可く辛くない
ラクな方を選ぶ
万が一
選んだ商品が
気に入らないなら
別のに変える
変更する、交換する
新しくなるのは
とても自然だった
心地好さは
僕の内側、細胞のなか
DNAに逆らわなくても
自由は平等だ
飽くまでも、天使でもない
さっき退屈したのは新事実
そんなに自分のことがキライ?
理由はあるのよ、その嫌悪にも
憎悪になる前にケアしないと
すぐ宙は暗くなっちゃうよ
朝だけど、元気そうに見えない顔
基本、デフォルトの設定に問題アリ
大丈夫、すぐ忘れるよ
大した事がないから幻滅はしない
傷みも孤独も哀しみも
頬っぺが冷たく感じるのは
ただの風
泣いてない
まだ
鳴いてはいないんでしょ?
自分のために
可哀想なのに
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