Et Cetera
嫌いな理由
僕が
君を認めない
ホントの訳
大した
意味がなくても
大袈裟に価値を
失っていたって
昨日と
同じ顔、表情のまま
今日も
あなたを否定したくなる
チョイ似てるから
性質が、好みが、センスが
自分と同じタイプは避けたかった
成る可くなら
比べられたくないし、誰かに
共感したくない
同情されたくない
たとえ
共鳴が無意識下でも
違和感は
自然に生まれちゃう
僕側に
それが嫌
人と同じは嫌
悩みも不安も
孤独も暗闇も
寂しさも哀しみも
別・個がいい
人それぞれ
そんな言葉は
今、遣わなくても
僕の世界は
たった一つだった
独りで
毎日、生活をした
君たちが
大人になっても
別に
憧れたりはしなかった
羨ましくないと
或る日、呟いたら
君側にも
違和感は生まれた
周りは
何も気付かない
フリをしたけど
消えなかった感覚
僕には
パーソナルじゃなかった
人々の間隔は狭すぎた
想像力の足りない
空気が薄い
酸素にも
雰囲気はあった
好きじゃない空気を
また、吸った
恥ずかしくなったけど
君は一度も
僕を笑えなかった
だから、嫌いなの、僕は、あなたが
いつまでたっても
格好悪くて
センスも
洗練されないし
都会的には
ならなかったから
小さな範囲で
行動する
ミニチュアの玩具
箱庭みたいなスタンスに
『どうせ』くらいしか
優しい言葉は思いつかない
慰められないから
自分には
結局、つまり、他の人だった