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背景ボケについて考える
オールドレンズを使っていると、よく開放で撮っている作例に目がいく。ボケ味というのか、古いレンズでの開放付近での味を楽しんでいる。
それ自体が悪いとは思わないし、実際面白いとも思う。
ただなー、グルグルボケとか煩い感じだし、作品としてみるとちょっとなとも思う。
ロシアレンズ(MIR37mm)の煩いボケ
とはいえ、私自身も初めて一眼レフを買った直後は、主題が浮き立つボケた写真が撮れただけで、俺、天才とか思ったもんだ。
しばらくすると、明るいレンズの開放で撮った写真が被写界深度の浅さで、肝心なところがボケていることに気がついた。
ネコの目にしっかりピントは合っているものの、鼻さきは既にピンボケ。このころから被写界深度を意識しはじめた。
この場合、左目は合ってるけど右目がずれている。
次に変わったのが広角単焦点を使うようになってから。広角レンズで被写体に近づいて撮影すると、背景に色々と写り込む。これが広角の面白さ。この背景をボカしてしまったら面白くないよね。被写界深度を深くとって、写り込みを楽しむようになった。
次は望遠。望遠で撮るとボケが大きくなる。それはそれで楽しいのだが、望遠レンズの圧縮効果の面白さに気が付いてしまった。
主題を一番遠くに、一直線に望遠で撮ると圧縮効果が効いてこれまた、良い感じに撮れるとを知ってしまった。
それでまあ、素人なりに考えてみると、当たり前だがボケも使いようで、ボケ以外にも楽しい撮り方がたくさんあるのにボケばかり、特に背景ボケばかりで撮っていると、写真撮影の半分も楽しんでいないのではないかと。。。
ついでに言うと背景ボケばかり使っていると構図をあまり考えずに撮ってしまう。
ということで、たまには絞ってとるのも楽しいよ。
決して、大口径レンズが買えない妬みではございません。