『虎に翼』を遅れて観はじめた人間の末路
旅する演出家、黒澤世莉です。酷暑も過ぎ、朝晩すっかり冷え込む気候になりました。わたしは暖房をケチり寒さに耐えようとしがちなのですが、そんなことしていると頭の中が「寒」「サム」「さむ」で一杯になり、まったく仕事が進みません。声を大にして言います。寒い日は暖房をつけましょう。
さて、今回は『虎に翼』を遅れて観はじめた人間ことわたくし黒澤世莉が、どういった末路を辿っていったのか、という記事を書きます。プロの演出家の視点から、プロの目線で観ました。結論としては、ドハマリしてロスに悩まされています。(プロ目線とは?)
上の画像はSNSから引用です。憲法14条、この作品の影の主役ですね。
いかにしてプロの演出家は『虎に翼』にドハマリしたのか?
ここからは、『虎に翼』の感想を交えながら、いかにして私こと黒澤世莉がドハマリしていったのか、を書いていきます。
2024年4月に放送が始まってから、早い段階でSNSで話題になっているのを目にしてはいました。ただ、我が家にはテレビがありませんので、視聴する手段が無く、そんなに面白いんだー観たいなー、と思いながら、放送が終了しました。
10月に入って、やっぱり観たいなといろいろ調べたら、Amazonプライムビデオに追加で990円課金すれば、『虎に翼』が観られることが分かりました。そういうことなら、観ちゃおうか? と家族と話して、課金することにしました。
というわけで、5話まとめて1週づつ観ていきました。1週ごとに感想を書いていたので、前半はそれにならって加筆修正しながら書いていきます。後半はネタバレ全開で新しく書きます。
「まだ未見だよー」
という方は、この機会に観ていただき、それから感想をてらしあわせていくのも楽しいと思います。
ネタバレ無し1週づつ感想
『虎に翼』1-5話
なるほど面白い。
こりゃすごい。
ずっと話題は聞いてたけど、
デビューしました。
追記:面白い!と思いながら、まだまだお手並み拝見感が拭えない感じですね。
『虎に翼』6−10話
安心して演技が観られるって当たり前だけど
NHKの面目躍如でした。
情報量が詰め込まれてて、
道端の女性一人ひとりに意味がある。
とらちゃん家庭に恵まれてるけど、
そうじゃない人たちとの関係がこの先描かれるのね。
たまちゃんあんみつ美味しそうだった。
あんみつ食べたい。
追記:俳優が安心して観られる、って私としては画期的なことでした。あんまりテレビドラマを観ない理由でもあったので。あとだんご欲はこのあとずっと刺激されます。
『虎に翼』11−15話
藤高和輝『バトラー入門』に
インターセクショナリティに関する記述がある
ざっくり「交差性」
つまり複数の属性が交わるという意味
たとえばよねさんは「女性と貧困」
という複数の属性を持っていて
同窓生と重なる部分とずれる部分がある
構造の問題を直球で描いてスゲえ
追記:構造の問題を描く、という点が本作の脚本の最大の要点。それが半端じゃないということは、また後ほど。
『虎に翼』16−20話
100週遅れで『虎に翼』に興奮してるのは
アマプラさんのおかげです
ほんとうにありがとうございます
梅子さん編。
家父長制の闇を思いっきり盛り込んでる。
梅子さんの目標は達成できるのだろうか。
とらちゃんは家族に恵まれているなー、
と思ったら帝人事件に巻き込まれてる!
いやここで金曜日は殺生やん、
いい構成やなー。
あと轟かわいい。
追記:無事に進級しましたね。轟があんな重要キャラに成り上がるとは、この時点では気が付きもしなかった。
『虎に翼』21-25話
平沼騏一郎が帝人事件に負けたのは、
だんごをあげなかったから。
雑にまとめるとそういう話でした。
追記:とらちゃんの回想でいちいち家族の俳優たちが出てくるの好きだったなあ。甘味柱がカッコいい感じだった。
真面目な話を書くと、猪爪家の最大の困難かもしれないけど、それは外部の理不尽であって、家族内の信頼関係が(ケンカはするけど)基本的に揺るがない、というのは、本作の大きなポイント。
『虎に翼』26−30話
「私たち怒っているんです」
からの語りが素晴らしい。
構造の問題を正しく認識して、
全員で変えようと語りかける。
でも現実では、
聞いている人のほとんどは白けている。
この語りのために、
よね、梅子、涼子、ヒャンちゃん、玉
が必要だったのね。
さよーならまたいつか!
追記:長台詞がいちいち構造の問題をえぐってくる。ここのとらちゃんの長台詞は屈指の名シーン。とらちゃんの弁護士資格取得までが青雲編(勝手に名付けた)て感じ。
『虎に翼』30−35話
「その手があったか」
当事者は気づかないけど、
全視聴者は知ってたやつ。
問題は社会の構造なのだが、
個人は私的努力で対抗せざるを得ない。
努力の負担は非当事者には分からない。
ということをドラマで描いてるのすごい。
轟は花岡好きすぎ、
よねはとらちゃん好きすぎ。
追記:この時点ではわたしはまだセクシャリティについては気づいてなかった。演出としてもどちらでもとれるように描かれていたかと思う。
仕事のために結婚するとらちゃんと、独身を選択できる優未、という対比も本作の見所。
『虎に翼』30−35話
河合栄治郎事件、
期待したほど取り上げられなかったー。
雲野法律事務所が人権派だよ、
言論弾圧が始まったよ、
とらちゃんのサポートで勝訴したよ、
って機能。
あとコメディ風味。
まあそこに注目して観る人類も
超少数派だよねー。
『長い墓標の列』ファンはうれしい週。
追記:『長い墓標の列』というのは私が2024年1月に上演した福田善之の名作戯曲で、史実にもあった河合栄治郎事件という、大学粛学をあつかった戯曲(演劇の台本)。いまも大学の自立は権力に脅かされているので、作家のそこへの視点もあるんだと思う。
『虎に翼』36-40話
個人が如何に恵まれた環境にいて、
また苛烈な努力をしていたとしても、
打ち破れないような厚いガラスの天井。
久保田の仕事も家庭も完璧は無理だ、
穂高の母としての役割が一番だ、
これらは構造の問題だ。
脚本としては、
ここで主人公が折れるというのが職人技。
追記:脚本術として、ここで主人公が折れるのは定石っちゃ定石なんだけど、その構造的な位置づけが鮮やかなのよね。とらちゃん自体の知的身体的精神的強さが生得的だったとしても、それだけではまだ足りない。猪爪家の経済的、人間的、文化的豊かさがなければ、とらちゃんは育たないという環境要因がある。それを持ってしても社会の中で目的を達せられない構造の問題を明確に提示する。
『虎に翼』41-45話
本が読みたくて、
本が読めなくて、
渡された本に目を輝かせる。
脇筋だけど直明がとらから
本を渡されるシーンが
私のハイライトでした。
あんなに表情豊かなとらの、
表情が無くなっていたこの10話。
『さよーならまたいつか!』が流れて
ここから本編が始まるのね。
追記:とらちゃんは妊娠してから戦争が終わるまで、自分を失っているというふうに描かれている。望まない選択を構造的に強いられる、その傷から自分自身を取り戻すのは簡単なことではない。そのプロセスが明確に描かれている。
激動編(勝手に名付けた)ここまで。オープニングに戻るのオシャレね!
『虎に翼』46-50話
「あれ?なんか思ってたのと違う」
憲法とイマジナリー優三という翼を得たとらちゃん。
でも、そう簡単にはいかないところがいい。
社会に対する怒りが「すん」になっちゃうところを、
結果的に穂高が「背中を押した」。
スッキリ終わるかと思いきや
闇米を拒否した判事が文字数
追記:第二部スタート!って感じ。タイトルの『虎に翼』っていうのはいろんな解釈が出来ると思うけど、個人的には「自分らしくあろうという決意」「憲法14条」が両翼となる、って解釈してる。
『虎に翼』51-55話
ベストシーンは山田轟。
生きててよかった。
ゆかいな新キャラが出てきて、
たのしいコメディ週でした。
その中で、法に準じて死ぬこと、
を批判的に考えるための週にもしてる。
構成が上手いなあ。
追記:クリステル(多岐川)が飛び道具だけじゃないってのがいいよね。
法律とは、国家とは、なんのためにあるの?法律を守って死んでしまうことは尊いことなの?そういうことを考えさせられる。
『虎に翼』56-60話
両親が愛情MAX注いでくれたことが、
とらちゃんの非認知能力の土台だと分かる週。
構造の問題って何回も言うけど、
それにあらゆる角度から切り込むところが良い。
子どもじゃなくて社会の問題。
環境が悪いと当事者にはどうにもできない。
個人的には山田轟応援中。
追記:家庭裁判所は未成年をあつかうから、社会の理不尽がダメージを与える子どもを描ける。道男はたまたま猪爪家と出会えてよかったけど、いい人に出会えなかった道男たちもまた、たくさんいたんだと思わせる。
『虎に翼』61-65話
梅子バージョンアップ!
襖を両手でスパーンと開くところが
最高に清々しかった。
過去ではなく、今の自分が幸せ、
という選択ができて良かった。
梅子の曲者を取り持つ力は、
大事なのに評価されにくいのよね。
相続放棄したら
轟法律事務所の売上が無かったのでは?
心配。
追記:同窓生が出てくると嬉しくなっちゃう、沼にハマったファン目線になっちゃうよね。新キャラと初期メンのバランスもいいんだよなあ。
梅子の取り持つ力は『コースト・オブ・ユートピア』(演劇の戯曲)のオガリョーフみたいに、評価はされにくいんだけど、じつはこの人が居ないとグループがうまく維持できないタイプ。それがちゃんと評価されているのがいい。
『虎に翼』66-70話
寅子と穂高の対話は凄い。
書こうと思って誰にでも書けるものではない。
人間と社会構造に対する深い洞察がないと書けない。
穂高は完璧ではないけど
変人三人トリオ(いまやカルテット)の
人権派法律家の種を撒いた。
「君もいずれ古い人間になる」
誰にでも当てはまること。
追記:構造上、当事者ではない人物が、当事者の思考や情動を性格に理解することは極めて困難です。穂高ととらちゃんの対話は、そのことを冷静に提示します。穂高が悪人なのではなく、優れた人物であっても、すべての局面で正しく行動できるわけではない、ということだと捉えました。
疾走編(勝手に名付けた)ここまで。
お団子タイム1
出演者がこんなに純度高い視聴者目線で
かつ面白いコメンタリーすることある?
っていう松山ケンイチさんのポストを
お楽しみください。
私の目標は松山ケンイチさんより早く
『虎に翼』を観終わることです。
現在14話遅れ中。
追記:結論、松山ケンイチさん早すぎてまるで追いつけねえ。でも感想楽しいので、未読の方はぜひ読んでほしいです。
『虎に翼』71-75話
穂高先生に投げたブーメランが
翌週に帰ってきた、早くね?
猪爪家への負担はずっと描かれてた。
とらちゃんは周囲が見えて無かったけど、
無我夢中で何かに打ち込むとき、
自分だっていつそうなるか。
優未のスンを打破できるのか?
シングルマザーの厳しい挑戦、応援。
追記:仕事に集中して、大切な人をないがしろにしてしまう、ということが描かれている。優未との歩み寄りにしっかり時間がかかるところ、傷つけたとらちゃんにスティグマ(傷)ができるところ、見ごたえがある。
『虎に翼』76-80話
新潟県三条編🌾
じょんのびじょんのび、してない!
とらちゃんオフィーリアみたい。
優未との溝がなかなか埋まらない
ところが現実のよう。
小学校でうまくやれてるか心配。
ギュルギュルかわいそうかわいい。
キャラメルよかったね。
カフェ灯台(英語)
からの次は涼子様編!
追記:三条市はなにかと行くのでなんだかうれしいシーズンでした。優未はオールシーズンかわいいけど、変顔する優未はヤバいよね(共感を共用)。
涼子様と玉ちゃんが出てくるとアガるよね!灯台からのLIGHTHOUSE!
『虎に翼』81-85話
玉ちゃん涼子ちゃん良かったねえ。
同窓生はみんな憲法に救われたんだねえ。
憲法最高。
まさかの稲さん再登場。
毒饅頭も再登場。
どんだけ伏線はってんだ。
なるほど君は戦時中なにやってたの?
ねえねえ何やってたの?
優未がつねに可愛い。
追記:玉ちゃんにずーっと喋らせてなかった戦前が、ここにきて効いてくるよね。なるほど君、最初はイケメンモブ枠(なんなら腹に一物抱えてる)だと思ったら、正体はイケメン(いいひと)だった。なんだそれ。
『虎に翼』86-90話
聖地、登戸を通り過ぎたよ。
松山ケンイチさん、全部見終わったみたい。
完走を(勝手に)競っていましたが、
(勝手に)完敗です。
構造をしっかり描く週。
差別の構造を、する側される側から描く。
特に小橋2号が「恵まれた環境の多数派の男性」
として無自覚な差別意識を持っている場面が良かった。
+なるほど君が戦争責任を感じる部分秀逸。
真正面から描き切る胆力、素晴らしい。
優未変顔いい!
追記:優未の変顔がすべてです(ではない)。まあてんこ盛りだよね。
人種差別を、差別する側、される側、どちらも少しずつおかしな具合になっていく様子が描かれていてたまらない気持ちになる。不健康な関わり方は人間をおかしくしてしまうということが描かれていると観た。
『虎に翼』91-95話
サイコパス子と優未がすれ違う瞬間
あんなときどうしたらいいのか?
とらちゃんの対応は間違っていたのか?
答えの出ない問題は、考え続けるしか無い。
優未と稲さんが可愛すぎる。
子どもの成長は著しいねえ。
優未変顔
追記:美佐江が最後までのこるとらちゃんの課題になるとは思わなかった。ほんとに構造がうまい、すげえ、面白い。美佐江は、猪爪家の環境が得られなかったとらちゃんの姿なんだと思う。あの父親のいる家庭は、子どもが育つのにいい環境とは思えない。
ここまで雌伏編(勝手に名付けた)!
『虎に翼』96-100話
「オレには分かる」が遺伝しててよかった、
安心して見られるコメディ週。
猪爪家は真面目もフザケもあって
人間力が高くて本当に恵まれた家庭。
だけど
そんな家ばっかりじゃない。
星家はだいぶ信頼関係あやうそう。
照明も暗いし。
そしてビキニ沖。。。
山田、やったね!!
追記:星家は、とらちゃんが優未へのケアを怠った場合の状況だよね。とはいえ、なるほど君も、戦争協力と最愛の妻の死で、なかなか難しい状況だったんだろう。これも構造的な問題といえるし、ある意味で戦争の被害者とも言える。
『虎に翼』101-105話
待ってましたアベンジャーズ!!週
でもその前の
無かったことにされる少数者たちが
とらちゃんの結婚制度へのモヤモヤと
合わせて描かれているシーンが好き。
なるほど君、
家族関係なんとかしないとヤバいよ。
とらちゃんと優未にかまけすぎだよ。
直明が可愛くて満足。
私は『虎に翼』101-105は、
作家が強い意志を持って
書いた週だったと感じた。
ので、少し考察してみよう。
世界には、多様な当事者たちがいる。
当事者ではない多数派には、
少数者から見える世界を
「体験」することは不可能だ。
そして、法律もまた、
多様な当事者たちの権利を
すべて保障できているとは言い難い。
異なる当事者たちの利害が交差する中で、
「たった一つの冴えた解決策」
みたいなものは存在しない。
だから、丁寧に風景と対話を絵描き、
簡単に答えを出さず、
理想論に逃げず、悲観論に陥らず、
「解決策がない中で、考え続けるしかない」
という作品の姿勢は、とても誠実だと思った。
その上で、作家が一番書きたかったことは、
主文だったのだろう。
主文は、
選択的夫婦別姓についてにも通じる、
とてもよい文章だった。
作家の書きたいことが、
文章としてもドラマとしても
熱量高く描き切られていたように感じた。
蛇足
甘味柱と梅子さんは達人の勝負なの?
てかそんなに味わかるの?
皿食ってたよ?
追記:同窓生そろった絵だけで、沼ってる側はごちそうさまでしたってなっちゃうけど、作家はそんなこと気にせずガンガン物語で殴ってくる感じがいいよね。
『虎に翼』106-110話
星家編。
この状況の原因は、
なるほど君の責任が大きい。
とはいえ、
戦争への加担に対する罪悪感と、
大切な配偶者を戦争の影響で亡くし、
サバイブするので精一杯だった。
兄妹後妻、つらみ。
優未が失敗しても
行動を続ける姿が素敵。
でも福本伸行的発想は止めようね。
追記:優未がギャンブラーとして大成していく世界線の伏線はこの時点で貼られていたのか、みたいな。じょじょに、とらちゃんとは全く違う個性を持った人間として、優未のプレゼンスが上がっていくのがいい。
『虎に翼』111-115話
「政治の貧困を嘆かざるを得ない。」
原爆裁判のこの判決文を、
2024年にNHKで放送する意味。
制作チームに敬意を評します。
それがもちろんドラマとして成立してるから
すげーよなー。
山田ととらちゃんの意志がハマったね。
介護とケアの問題も取り上げて、
守備範囲広い!
追記:作家が無限に要素を盛り込み続けていくけど、まあよく破綻せず演出してるよね、俳優も演出もすごいわ。主文がもちろん最大の見所だけど、マクロな問題だけじゃなく、ミクロな問題を常に対置させるところが憎いね。
ここまで飛翔編(勝手に名付けた)!
『虎に翼』116-120話
最後までフルスロットルだね!
尊属殺人と、学生運動と少年法。
女性裁判官への不当な評価。
みんな大人になって、
とらちゃんもおばあちゃんになった。
猪爪家と星家もヒャンちゃんたちも
ハッピーそうでなにより。
甘味柱、甘味足りてなさそう。
心配。
追記:ラスト3週15回で、ひとつの大きなクライマックスをつくっていく。序破急でいったら序に当たる週。マクロな問題としての尊属殺と少年法改正、ミクロな問題としての美佐江=美雪と優未の問題。それを支える猪爪家と同窓生たち。見どころ満載。
『虎に翼』121-125話
🐶「さすがにラスト10話はエピローグやろ」
とか思ってすんません🙇
👤個人の問題としての美雪
🗾社会の問題としての尊属殺
過去と現在の仲間や家族の関わりを経て
真正面から全力で描ききっている。
🍘せんべいバラバラ事件
🩸膝枕鼻血事件
でほっこり要素も満点🙆
伏線エグい。
追記:「伏線エグい」で全部言っちゃってる感もあるけど。よねさんが、もうひとりの主役として立ち向かっていくところが良いよね。よねさんがいるから、とらちゃんは少年法と美雪の問題に立ち向かえる。脚本エグいなあ。
『虎に翼』126-130話
優未の描き方がすごい。
自由業独身初老女性の姿を全肯定している。
これがどれだけすごいことかという
文字数。
そして寅子の美佐江への後悔に
優未が決着をつける。
130話は優未会🐏
ラストカット走馬灯に🐶いる?
という遊び心まで堪能しました。
ありがとうございます!
追記:もちろんよねさんの弁論、甘味の主文、とらちゃんと美雪、などいろいろ素晴らしいんだけど、実は130話の優未を肯定的に描いている視点が、ものすごいことなんじゃないかと思う。これはネタバレでやろう。
はー、面白かった。ごちそうさまでした。
本編を観よう
と、いうわけで末路すっかり沼ってしまいました。
NHKオンデマンドで990円/月で観られるので、
まだ観てないとも、
一度観た人も、おなじ沼にハマりましょう。
『虎に翼』は一気見を強くオススメします。
ネタバレ
SNSではかけなかったネタバレ全開の感想を書きます。主に以下の切り口で書きます。
1️⃣俳優の演技
2️⃣スタッフワーク
3️⃣脚本の構造
が、ここまで8000字書いてしまった。
もうお腹いっぱいだよね、長くなったので次の記事にするわ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よかったらフォローしてね。
自分の宣伝:出演します
お席がいっぱい空いてるみたい😂
来週11/18月曜、観に来て応援をしてほしいです✨️
一緒に楽しい時間を過ごしましょう💃🕺
台本ナシ
筋書ナシ
打合ナシ
で演劇するインプロショーだよ!
ショーの前後に質問タイムや
お題トークもあって
はじめての方にもオススメ!
『黒澤世莉withOSHOW』
11/18日(月)19:30-20:30
2500円+1drink代
(インプロ初めて割:2000円+1drink代)
会場:兎亭
(江古田駅徒歩7分)
その他レッスンなどは合同会社Level19のnoteでご確認ください
最後までありがとうございました。
旅する演出家 黒澤世莉