擦り減らしていく日々
異動して、少しずつ業務やペースを覚えていきました。しかし仕事は山積みです。
5月中旬、一年先輩のOJTが短期休職することになりました。
その方はデスクが隣で、分からないことがあると気兼ねなく聞くことができ、非常に頼りにしていた存在でした。
全体にOJTの休職の件が伝えられたあと、
真っ先にOJTが私に対し、「休むことになってごめんね」と伝えました。
「大丈夫です、なんとかします」と涙が出るのを堪えながら、返した記憶があります。
私はこれからどうすればいいの?と不安になっていました。しかし、”ごめんね”という言葉を掛けられてしまっては、頑張るしかないという気持ちでいっぱいでした。
不安や心配に押しつぶされそうになり、苦しいのは本人だと思います。早く良くなってくれることを祈るしかありませんでした。
OJTが休職して、隣の席が不在となり、
心に穴が空いた感じでした。
その日1日を過ごすことが精一杯の状況で、
自分もいつか休職することになってしまうのかと思い始めました。
実は、私の担当地区の前任者は休職していました。
先輩社員の方々でも休職をせざる得ない状況で、
私はここで仕事を続けていくことができるのだろうか。次は自分の番になるのではと時々感じるようになりました。
不安や心配が募る一方で、
やるしかないという気持ちが先行していきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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