「水野南北の学ぶ]人の運は食にあるらしい。
どうも、小野寺です。
水野南北をご存じでしょうか。
江戸時代に活躍した観相学者でして、
まあ、占い師ですね。
この占いが当たると評判でして。
今どきの、何座の~タイプうんぬんかんぬんではなく。
顔つきと、食時の質、量を徹底的に聞いて、
行く末を占っていたようです。
今は貧しくても、晩年は子に恵まれ、
大病なく天寿を全うできる、、、とか。
あなた、もう数年で寿命が尽きます、とか。
辛口でも有名でもあったみたいですね。
そんな水野南北は、こう言い残しています。
「人の運は食にあり」
面白いですよね。
食なんですって。
特に少食について、強く言及していて、
腹6分目。
これを遵守できない奴は、
いま金持ちでも、いずれ貧しくなると。
言い切ってるんですよね。
「食」って人間の根源的な欲求じゃないですか。
ここを律するって、かなり難しいですよね。
1日や2日ではないんですよ。
ずっと。
守り続けないといけないわけですよ。
江戸時代に比べて、今の方が難しい。
これは、間違いない。
だって江戸時代に24時間営業のコンビニはありませんからね。
現代はいくらでも、誘惑がありますから。
安価で食にありつけますから。
そんな中で、食を律するというのはね。
よほどの精神力がないと難しいですね。
読み解いていくと、「腸」に行き着くんですよね。
「罪人って、なんでこんなに人相が悪いのか」
ここが水野南北の出発点だったらしいです。
当の本人も若い頃はやんちゃ者だったようで、
刑務所に入っていたそうです。
出所してからは、長時間人相を見れる床屋で働いて、
人相を研究していたそうです。
死体の解剖もしたと、記録があります。
当時では、重罪だったのですが、
んなこたぁ、お構いなし。
で、気が付いたようです。
人相と腸。
人相が悪い人。
ろくな死に方をしなかった人。
共通して、腸が腐っている。
ここですよ。
腸なんですよ。
腸内環境と人相って、相関があるんです。
じゃあ、腸内の決め手となるものは、何か。
そうですよね。
食です。
食べたものが全てなんです。
水野南北は、肉酒を常食とするもの、ろくな死に方をしないと。
断言しています。
同じく江戸時代に活躍した、貝原益軒。
養生訓という、書を書き上げました。
健康体でいるには、、を追求したものです。
ここでも同じく、肉酒は極力控えるようにと。
同じことを言ってるんですよね。
現代でも、考えてみると。
酒は身体によくないことは、誰でもわかるじゃないですか。
肉ってどうなの、論争がありますよね。
これは、日本人の体質から考えて、
合ってないといえるんじゃないかと。
特に赤み肉ですね。
スタミナつけるのに、肉だ!
とはいいますが、
実は逆で。
肉食った方が、消化にだいぶエネルギーと時間を費やすので、
逆にスタミナ奪われるよね。
僕はこの意見には賛成です。
明治時代になって、西洋の文化に倣えの時代に
肉が本格的に入ってきた、と言われてまして。
それまでの日本人って、かなり馬力があったと。
小柄の女性が、米俵を担いでる写真、
また子供3人を担いでる写真。
ググれば出てくると思います。
肉食が一般人にも、普及し始めてから、
今までできていたことが、、、、
となったようです。
とまぁ、肉食の話にそれましたが。
とにかくですよ。
食がものをいうと。
節食をすれば、運が良くなると。
運って何なんでしょうね。
現代のとある占い師は、こう言います。
運は、人が運んでくるものだと。
人との関りで、運が動き始めるのだと。
なるほど。
人に好かれやすい人って、機会に恵まれますよね。
運の正体ってここなんじゃないですかね。
人相の話もありましたけれど。
節食することで、腸内環境が整います。
内臓が処理できる以上に食べないので、
腸内に残留物は少なくなる。
結果、腐敗しませんよね。
腸内環境がいいと、免疫系もそうですが、
精神的にも、余裕が出ますよね。
不調になりずらいわけですから。
そんな人はどうでしょうか。
やっぱり、好かれやすいんじゃないですかね。
すると、人との関りが増えて、機会が増えて。
けっきょく、ついてるよね!
になるわけかなと。
まあ、たどっていくと、腸に行き着いて、
最後には食に行き着くと。
あながち間違ってないんじゃないかなと、
思います。
ではまた。