2024年6月 自選短歌
ため息を
ひとつつくたび
老猿は
木登りさえも
忘れてしまう
想い出を
凍らせたなら
水割りの
グラスに浮かぶ
水滴の痕
ミュージカル
みたいに今宵
わたくしと
踊りませんか
観客は月
たおやかに
ただなめらかに
しなやかに
きみの心に
そっと染み込め
あぁたとえ
あした世界が
終わるとも
オレは今たこ焼きが食いたい
…ウ…ア…
…アンヨガ……
…アンヨ…
アンヨガミタイ…
アンヨガタリナイ
ため息を
ひとつつくたび
老猿は
木登りさえも
忘れてしまう
想い出を
凍らせたなら
水割りの
グラスに浮かぶ
水滴の痕
ミュージカル
みたいに今宵
わたくしと
踊りませんか
観客は月
たおやかに
ただなめらかに
しなやかに
きみの心に
そっと染み込め
あぁたとえ
あした世界が
終わるとも
オレは今たこ焼きが食いたい
…ウ…ア…
…アンヨガ……
…アンヨ…
アンヨガミタイ…
アンヨガタリナイ