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挿し木の白バラに目を見張る

酷暑でヨワヨワになっていた我が家のバラたち。
秋分を過ぎた頃から「あれ?葉っぱの無かった枝に新芽が?」そして見る見るうちに春よりも葉っぱが茂るほどの株になったものが多かったです。

中でもこの白バラ。
JAの切り花コーナーで数年前に買った切り花を挿し木して育てました。
ちょうど農園の方がお店に切り花を陳列しているところに出くわしたので「これならフレッシュだから挿し木ができるかも?」と。
4種類あったうちの1種類が白バラでした。

蕾も高貴な雰囲気。
ゆっくり花びらをほどいていきます。
う~ん、これぞ薔薇!という形。
残念ながら香りはありません。
切り花品種ですからね。
(香りが無い方が花もちがよい)
全貌です。
蕾があと3つついています
(歓喜)

小さな5号鉢から樹高1mくらいに成長しました。
鉢に対して上部が立派に育った方だと思います。

実は夏前はもっと小さい鉢に植わっていたんです。
正直言って 挿し木のバラを持て余していました。
自分にお世話する元気が無かったんですよね。

でも、気になってはいた。

ので、いくつかあった挿し木を一回り大きい鉢に植え替えたり、植え替えないまでも 減ってしまっていた土に新たな土を足したり、腐葉土でマルチング(表面を覆う)したりしました。
この鉢もそのうちの一つです。

そしたらそれまで思うように育っていなかったのが やはり目に見えて状態が良くなりました。やっぱりお世話って大事だなぁ、と思いました。

根元の方に大きな亀裂。
虫の仕業かな

花の咲いた枝をたどると、春にできた大きな亀裂があります。
当時はこんなでこの枝は大丈夫だろうか。切ってしまった方がいいのかな、なんて思ったけれど 見事に持ち直しました。
この枝から秋の1番花が咲きました。


開ききったお顔も
愛しい

ほんとうに…夏に家を長期空けた時には「バラは全滅かも。今年はカイガラムシにやられているものも増えたし、黒星病は耐えなくて 下葉が落ちている鉢も多いし。」

ダメならダメで もうバラを育てるのはやめようかな。バラが映える家でもないし。ほんとに個人的な満足のためだけだし。」と滅茶苦茶ネガティブに思っていました。

それが この白バラだけではなく他のバラも何とか秋バラを咲かせてくれているのを見ると、「まだやめられないなぁ」と思うようになりました。

今は下手だけれど、もっと育てるのが上手くなれば 多少の事があってもへいちゃらな木が育てられるかもしれないなぁ、なんて。

以前はちょっと「よそ事」で見ていたバラの専門家の先生たちのYouTubeも わがことのように真剣に観たりして。

もちろん今のところ置き場も厳しいので増やす予定は無いのですが、もし運命のバラに出会ってしまったら この限りではないなぁ、と思います(笑)

それくらいに思っていた方が精神的にも良さそうです。



ちなみにこの子をほったらかしにしていた間に 「白バラ欲しいな…」とネットショップを彷徨ったりしていました。
挿し木のこと、忘れてました(ひどい)

すぐには買わないけれど何年か先には… なんて。
(しっかりアンナプルナというバラに狙いを定めていた笑)

でもこうして咲いてくれた花を見たら まるで「青い鳥は近くに居た!」という気持ちに。

切り花のまとめ売り品だったので 品種はわかりませんが、名無しでも全然問題ない! 大事に育てようと思います。

他のバラさんたちも いつか枯れる日は来るのかもしれないけれど、それまでは私ができる範囲で悔いの無いようにお世話をしようと思います。


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りっか@ひっそり園芸記録
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