二分の一
人生には二分の一のタイミングがよくある。二択のタイミングがよくある。
そして私はとことん二分の一のタイミングの運がない。
今日アイスの蓋を落としてしまった。アイス側が下なのか、上なのか二分の一である。見事にアイス側が下になってしまい汚れてしまった。私はアイスを一気に食べる能力がない。どうしても半分で残す。そんな私のアイスの蓋が下向きに落ちてしまい土を被った「あぁまたか。」と、二分の一の運のなさを受け止めた。
アイスを食べたあと、職場の椅子がキィキィなるので自分で直すことにした。ネジを二つほど緩め、556なるものを吹きかけた。そしてネジ穴を睨みながら手探りでネジを取った。手にしたのは今欲しい方ではないネジであった。「だから、これじゃない!」と空に怒りぶつけながら正しい方のネジを掴み直した。
今日だけでも二回の二分の一に見放された。明日はどうか自分に運がきますように。