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せっかくの受験、せっかくの勉強、せっかくの教育、せっかくの育児。お互い頑張りましょう!by尾関

小6算数の授業で宿題チェックをしていた時に、僕は気づいてしまった・・・

何に気付いたのかって?

こちらをご覧いただこう。

間違えた問題の自分なりの解説がノートにしっかりまとめられている生徒が多くてびっくりである。

生徒達には、勉強をするときにはDNAが大事だなんて伝えているのだけれど、本当にいい勉強が出来るようになりつつある生徒が多くてうれしくなってしまった。

え???

DNAってなんだって?

D・・・どうして間違えたのか
N・・・何を知っていたら解けたのか
ってことをちゃんと自分の中に落とし込んだうえで
A・・・answer(答え)が活きてくるんだってこと。

ひたすら答えだけを赤ペンで書き写していたって、学力なんて上がらないのである。

事あるごとに生徒達には伝えていることだけれど、これがなかなかどうして、生徒たち全員をそのように導くってのは本当に難しい。

生徒を批判したくて書くわけではないけれど、小学生って×をつけることに極端な拒否反応を示しちゃう子って一定数いるしね。

答え合わせの時に、消しゴムで自分の間違った答えを消して、正しい答えに書き直し、〇をつけちゃったりね。

で、それを指摘すると、今度は間違えた問題の答えを赤ペンで書き写し、なぜかその上から青ペンで〇をつけるっていう謎の行動に出るとかね。(こんな言い方失礼か。)

なんでこんなことするんだろうって思うのだけれど、

学校テストは90点以上が当たり前、漢字ドリル・計算ドリルは〇のオンパレード。

ちょっとでも間違えようものなら、血相を変えた大人が「どうしてこんな間違えを」なんて大騒ぎする日々の中にいるのだから、〇がついていなくちゃ気が済まないってのも、至極当然なのかもしれない。

周りの大人の×恐怖症が、子どもにも伝染しているのである。

同じ感染症でもコロナやインフルだったら寝てれば治る。

でもこの×恐怖症はヘタをすれば一生物、大変厄介だ。

僕の小学生への指導のテーマは、この「×恐怖症」の克服なのである。

ま、こんな偉そうなことを書いていても、すべての生徒にそんな勉強をさせてあげるってのは、本当に難しいことで、まだまだ道半ばだけれどね。

無理強いしてもしょうがないし、義務的にやらせたって、行きつく先は「ノートをカラフルにまとめることに全精力を尽くす、得点力の上がらない子ども」である。

ホント、寅さんの言う通り、人は理屈じゃ動かない。

できていないこと、ちゃんとやっていないことを責めるのではなく、

「正しい勉強」を「したい」と思ってやる生徒に育ててあげられる「先生」でいられているのかどうか、それが大切だ。

反省だけなら猿でもできる、なんていうように、

批判だけならアマ(アマチュアってことね)でもできる。

子どもの勉強への姿勢は大人の教育の鏡。

本当に教育って難しいよなって思うけど、

だからこそ飽きもせずに僕は、この25年間毎年毎年、方程式やら速さの計算、3単現のsやオームの法則を子どもたちに教えることを通して、

生徒達を「自分のための幸せな勉強」ができる子どもに育てるってことに挑戦しているのだろう。

こんなこと書いたら何様だって反感買うかもしれないけれど・・・

僕はまだまだあと20年くらいかけて、この先生っていう道を究めていくのである。

でも、例えば今小4のお子様をお持ちの保護者様でも、子どもを「育てて」あげられるのは、義務教育中のせいぜいあと5年ほどであろう。

子どものテストやテキストの〇の数に一喜一憂するのではなく、

何を大事にしてこの子は勉強してるんだろうか?ってことに目を向けて見ると、また子育ての面白さや喜びが一つ増えるのかもしれない。

「子育て」ができる限られた時間の中で、ご自分が大切だって思うことを子どもに伝え、ぜひとも大切なお子様を「幸せ」に学べる子どもへと育てることを楽しんでいただきたい。(上から目線でごめんなさい。)

ほんと、全然こっちの思いは伝わんないし、子どものためを思って伝えたことでも、「はぁ~」なんて溜息と氷の視線で返されちゃったりして、ついイライラしたり、良かれと思ってやったことが裏目に出ちゃって悲しくなるなんてことは日常茶飯事。

それは25年間先生をしてきた僕だって同じである。

でも、その大変さを超えるくらい、やりがいがあり、楽しいのもまた子育て(教育)なのである。

せっかくの受験、せっかくの勉強、せっかくの教育、せっかくの育児、

愛する生徒たち&保護者の皆様、

お互い頑張りましょう!!

幸せな学びができる自分になる挑戦中の小6たちがせっかくの勉強に精をだすA教室


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