つばさの党 令和6年 11月20初公判 黒川敦彦
つばさの党 令和6年 11月20初公判 黒川敦彦
公訴事実に対する意見
(公訴事実とは、検察官が思い描いた犯罪事実の要点のこと)
板津裁判長ならびに裁判官の皆さん、私たちのことを「迷惑系Youtuber」
だと思っていませんか?違います。
この裁判は、今まで、国会も司法も真面目に考えてこなかった、選挙における表現の自由・政治活動の自由がどこまで認められるべきか、その国民の
極めて重要な権利の範囲について、初めて一本の線を引く裁判です。
裁判官の皆さんには、心して神聖なる判決を下していただきたい。我々が
行った行為は極めて政治的に意味のある適法な行為であり、我々は当然
無罪です。
今回の起訴された事実に関して、我々つばさの党の政治的な質問や批判の
行動に
「よくやってくれた」、「もっとやれ」という声を沢山もらっています。
私は過去に13年間、地道に政治活動を行って来て、それが今のつばさの党になっています。
私は、2022年の参議院選挙では全国比例で2万2595票の個人名での得票を
得ています。
参議院選挙に出てみればわかります、全国比例で個人名で2万票以上得票することは容易なことではありません。
それだけの国民の負託を受けて、つばさの党は活動をしています。
裁判官の皆さん私たちは「迷惑系Youtuber」ではないですよ。
板津裁判長ならびに裁判官の皆さんは上級国民です。この国の権力者側にいる人間です。
今、普通の国民がどのぐらい未来に不安や絶望を持っているか、本当の意味では分かっていらっしゃらないでしょう。
ちゃんと働いたら幸せに暮らせると思えば、闇バイト強盗とか、若者は
やりませんよ。
貧しくなり始めた日本において、権力者たちの給与は変わりませんから
その分の皺寄せで社会的に弱い人たち、特に若い世代の生活が壊れています。
権力者たちは、庶民の命を踏み潰しても気にも止めない。お金がある者たちが選挙に勝ち、そのお金がある者たちが、庶民の生活を踏み潰して行く。
じゃあ庶民はどうやって自分たちの生活を守れば良いのでしょうか?
だから、我々は選挙で今回のような権力者への批判や質問の行動をしたのです。
それに権力者たちがパニックになった、嫌がった。だからマスメディアと
警察・検察をたきつけて、逮捕騒動となったのです。
つばさの党は庶民が立ち上がる一つの方法を提示しました。
同じことをやる国民が出てきてしまっては、権力者は本当に困るのです。
だから権力者に日々踏みにじられている、苦しんでいる人々から
つばさの党に
「よくやった」、「もっとやってくれ」という明確な応援の声があるのです。
この我々の正当なる政治行動のどこが犯罪ですか?
次に我々の行動がなぜ無罪なのか、この裁判の争点となる点を
5つの論点として主張させていただきます。
(論点①)
我々が今回行った行為は、正当なる政治行動であり、他者への妨害行為ではありません。
相手陣営を邪魔することが目的ではなく、質問をすることで、その陣営があえて隠しているウソを有権者の皆さんに対し可視化することで、投票行動の材料を提供することが目的だったのです。
(論点②)
我々の行為が有罪であるなら、なぜヤジなどは処罰されないのか。
現在の公職選挙法には、何が選挙妨害として犯罪になるかの基準が何も
ありません。
我々の行為は警察官の目の前で、警察官に違法かどうか確認した上で行ったことです。
それにも関わらず、後から逮捕されるケースが世の中にあるのでしょうか。
あったら教えてほしいです。
つまり、警察官すら何が違法かわからないのです。今の公選法の規定が曖昧だからです。
刑事罰は、法律に明記され、非常に慎重に判断されなければなりません。
(論点③)
選挙に出た陣営の拡声器の声同士がぶつかってはいけないという法律はありません。それは総務省もこれまで明言してきました。
なので、陣営の拡声器の声がぶつかり合うことは、これまでの選挙でも日常的に起こってきたし、あえて声をぶつけるということも無数に行われてきました。その状況と、今回の我々の行為は何も違いません。
(論点④)
先日の衆院選で自民党は裏金問題をヤジられ、質問され、街頭演説を中断せざるを得なくなることがあり、SNS等で演説会を告知できなくなりました。
街頭で国民に投票をお願いするのだから、街頭で国民から質問や批判を受けるのは当たり前です。この話と黒川たちの行動の何が違うのですか?
選挙演説に対するヤジは合法であるとされます。これには判例もあります。北海道で故安倍晋三総理の演説に対してヤジを飛ばした数人を強制排除した警察に対して、不当であったとの判決がなされています。
(論点⑤)
選挙の業界では有名な「しばき隊」という団体があります。今もネット上に、しばき隊が選挙で演説をする候補者をもみくちゃにする動画が多数存在します。
しばき隊は暴力こそふるっていませんが、我々などとは比にならないぐらい、選挙の候補者の演説が継続不能なほどにヤジなどで介入していました。
しばき隊の介入に対して、各候補者は、警察や検察に被害相談や告訴を
出したと公言していますが、警察や検察は「起訴できない」と門前払いして来ました。
今の公選法には、あまりにも何も書いておらず、我々を有罪にすることは容易ではないとそこにいる検察自身が良くわかっているはずです。
最後に、2、3申し上げて終わりにいたします。
今の政治において、「権力者vs庶民の戦い」という軸が鮮明になっています。
これはバカな庶民が、わがままに騒いでいるというわけではありません。
数値で見て労働生産の付加価値の労働者への分配率が減り続け、資本家への分配が増え過ぎています。
人類は明らかに豊かになっているのに、貧しい人が増えているのです。
その理由は
「本人たちの努力が足りない」のではなく、社会制度によってもたらされているのです。
だから私はさっき、庶民の命を踏み潰しても気にも止めない権力者に対して、その不当性を訴えるために、庶民が立ち上がる武器が必要だと述べたのです。
今回我々がやった行為は、その武器の一つになり得るものです。
そして選挙における投票行動を変える、大きな要素になり得る。
武器というのはもちろん比喩です。あくまでも平和な言論による表現で
あり、これこそ憲法21条で保障されている国民に与えられた表現の自由
政治行動の自由です。
権力者が嫌がることだから庶民の武器なのです。
憲法は権力者の暴走を縛り国民の人権と自由を守るためのものです。
権力者たちの差し金で、権力者を批判した黒川らを逮捕、起訴し、有罪にすることは絶対にあってはならないことです。
板津裁判長ならびに裁判官の皆さん、何で政治が変わらないと思いますか?答えは簡単です。お金があるやつらしか国政選挙で勝てないからです。つまり権力者が当選者を出すので、また庶民からの搾取が始まるだけです。
例えば、立憲民主党は労働組合の応援がなければ選挙ができません。しかも公務員の労働組合である自治労の力はものすごく強い。だから、立憲民主党は税金を下げろと言えないのです。
公務員の給与は税金でまかなわれているからです。自民党の企業献金を
大批判する立憲民主党は、別の形で組織票に依存しているのです。
2大政党制というのは、「庶民の敵Aチームと庶民の敵Bチームのどちらかに投票して下さい、権力者の安泰は変わりませんから」という仕組みです。このようなことを我々は、立憲民主党やその候補者に対し質問しました。
そうしたら、彼らは何の反論もせず、逃げ回りました。そのようなやり取りを見た国民から、「既存政党の真実を知ることができた、ありがとう」
という声を選挙中も沢山もらいました。
我々の今回の行動の目的は、選挙で有権者のみなさんにこのようなことを
伝えるためです。政治が変わるには、既存の組織に依存しない政治的表現ができる人々が、増えなければなりません。
だから、自由が大事なんです。
どうでしょう、私たちは「迷惑系Youtuber」でしょうか?
再生数や目先のお金のために今回の行動をやったと思いますか?
板津裁判長ならびに裁判官の皆さん、ちゃんと私と話したら私のことを
好きになりますよ。裁判官の皆さんは、マスメディアの偏向報道を
見てしまっています。
黒川たちが悪いというマスメディアの世論誘導の洗脳にもう既に乗せられてしまっています。フェアな判決を下そうと思えば、黒川らと3日3晩ぐらい一緒に過ごしましょう。
できますか?
できないならば、公正な判決なんてどうやって下せるんですか?
裁判官の皆さん方も、権力者の宣伝装置であるマスメディアの洗脳に
ご自身が思っている以上に、まんまとやられています。
しかも、あなたがた自身が権力者だ。だから、袴田事件のような事件が
起こるんです。
警察、検察、裁判所、マスメディア、あなたがたは、変な全能感を
持ってしまっていて心に驕りがある。
今日の私の言葉を見聞きしてくれたすべての皆さん、皆さんの目の前で
行われている社会の不条理を、きっと保身のために見て見ぬふりを
して来たと思います。
そうしている限り、その不条理の刃は皆さんの子どもや孫に
将来、容赦なく降り注ぎます。
だから、難しいことですが、今、あなたたちも戦って下さい。
大人たちができる最大の教育は、正義のために生きる、その背中を見せることです。
大人が腐っているから、子どもたちも、腐った大人になっていくのです。
その負の連鎖を止められるのは、自分の心を変えることです。
板津裁判長ならびに裁判官の皆さん、この裁判が、自分たちの面子や保身のためではなく、正義のために行われることを私は心から望みます。
検察、そこに座っている「袴田事件で証拠を捏造して、無実の人を48年間も投獄した検察」、お前らは、今回の黒川らのような行動、つまり選挙での「凸」を検察に相談して来た人たちに対して、これまでは「起訴できない」と門前払いしてきた。
今回、権力者から言われたら、どのような手段を使っても有罪にしようとする。
袴田事件の時もそうだ、法の正義ではなく、自分たちの面子と保身のためにのみ生きている。
恥を知れ!
私たち、つばさの党は、ウソと偽善にまみれた既存政党による政治を変えるために自分たちの善意に基づき、汚いお金をもらうことなく、活動して来た政治団体です。
我々の行為は、相手陣営を邪魔することが目的ではなく、質問をすることで、その陣営があえて隠しているウソを有権者の皆さんに対し可視化する
ことで、投票行動の材料を提供することが目的です。
我々の行為が有罪であるなら、なぜヤジなどは処罰されないのか。
現在の公職選挙法には、何が選挙妨害として犯罪になるかの基準が何もありません。
よって、憲法21条で保障される、表現の自由、政治活動の自由に基づき、我々は無罪です。
つばさの党 黒川あつひこの運営する
「チャンネルつばさ」で動画でも詳しく解説していますので
こちらの動画もぜひご覧ください
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初公判 公訴事実に対する意見
つばさの党 黒川敦彦 法廷で叫ぶ! 令和6年 11月20日