【note版】ベルばら主人公たちの愛と覚悟☆ 2.アントワネットの場合
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続きです☆
ベルばらの主人公たちはみんな
ある意味覚悟を決めて恋愛しているんじゃないか?
そんなことを考えて書き始めたこのシリーズ
書きながら考えてみるスタイルでお送りいたしますので、
最終的にどこに到達するか未知数ですが、
おもしろそうなので書いて行こうと思います(*'ω'*)
さてさて、ベルばらには、
アントワネット❤フェルゼン
オスカル❤アンドレ
というゴールデンカップル❤が存在します。
オスカルの恋の相手役にアンドレが選ばれたのは原作者さん曰く、
連載開始後のことらしいですね。
でもアントワネット❤フェルゼンの恋は史実ですし、
原作者さんも連載前からこの2人の恋愛模様を作品の内容に盛り込むこと、
さらには作品の中心主題の一つに置くことは決定していたのでしょう。
ベルばらは史実の出来事をベースにした作品ではありますが、
あくまで原作者さんの創作作品、フィクションですので、
史実とベルばらに描かれる恋愛模様は違うことと思います。
なのでこの記事では、史実ではなく、
ベルばら原作内でのアントワネットを始め主人公たちの
恋愛への向き合い方について考えてみたいと思います。
今回はまずアントワネットについて(*'ω'*)
ベルばらのストーリーは3人の主人公たちの紹介の後、
オーストリア皇女アントワネットとフランス王太子ルイとの
政略結婚の計画が持ち上がることろからスタートします。
当時まだまだ初恋すらも知らない
10代前半の少女だったアントワネット🌸
わたし、ベルばら初読が12歳でしたので、
この冒頭のシーンのアントワネットと同い年くらいだったのだなあと、
今さらながら感慨深いです。
だからいろいろと物語に感情移入できたのかもしれません。
さてさてベルばらのエピソード2で、
恋をしてみたい🌸
なのに、
なぜ自分は恋もできないまま政略結婚しなくてはいけないのか?
そんな恋愛結婚にあこがれる一人の少女としての
アントワネットの姿が描かれていました。
結婚、恋愛...🌸
そんな人生のとても重要なイベントが
他人に決められ干渉されてしまう宿命に生まれたアントワネット。
そんな彼女が初めて恋に落ちた相手が
同い年のスウェーデンの貴公子フェルゼンです。
18歳での運命的な出会い🌸
ベルばらの中でのアントワネットは18歳での初恋から死の瞬間まで
恋愛対象はフェルゼンだけであり、
ずっと彼だけを思い続けている感じに描かれています。(人生の最後で夫のルイのことも愛していた、という事実は受け入れてます)
アントワネットは王太子ルイの妃なので、
もちろん自由恋愛は難しい環境に生きていました。
当時の王侯貴族の女性って跡取りさえ産めば
後は恋愛自由🌸みたいなことよく言われていますが、
アントワネットが最初の王子を生んだのが1791年、
アントワネット25歳のとき。
なのでその時点までは恋愛ご法度ですね…
アントワネットとフェルゼンは18歳で出会っていますが、
アントワネットの王妃への即位をきっかけにフェルゼンは
スウェーデンに帰国しています。
たぶん両片思いであったのであろう2人がその後再会したのは
その4年後の21歳のとき。
そのときフェルゼンは結婚相手を探しに
フランスに戻って来たらしいのですが、
その結婚話がアントワネットの恋心を燃え上がらせてしまう❤
自分の王妃としての立場を考慮しながらも、
社会的地位よりも自分の心を否定できなくなったアントワネットは
フェルゼンの胸に自ら飛び込んで行き
2人は両想いになります🌸
アントワネットは王妃であり、
フェルゼンとの恋は宮廷中の噂の的になってしまう案件…
その状況に危機感を感じたオスカルがアントワネットを守ろうと
わざわざ謁見の席でアントワネットに忠告をしますが、
アントワネットはフェルゼンへの愛を
曲げようとしない!(・ω・)ノ
だって初めての恋ですもの🌸
「このからだじゅうの血があの人にむかってほとばしり
真紅に花ひらくのを 神でさえ とめることはできない」
そんなセリフをオスカルに語るアントワネット🌸
神でさえ止めることできない恋
完全なる恋愛至上主義ですね^_^;
もうこのあたりでアントワネットは
フェルゼンとの愛への覚悟を決めたというか、
直感的にフェルゼンが自分の運命の恋の相手であることを確信しており、
そんな宿命に身をゆだねちゃってるんですねー。
でもその直後フェルゼンは、
アントワネットを自分とのスキャンダルの渦に巻き込みたくないがゆえ
自らアメリカ独立戦争に従軍し
アントワネットとは離れ離れに...
その期間なんと7年間!
長いです…(泣)
その間に国王との子どもを3人も出産し、
王妃としての義務を果たし終えていたアントワネット。
ということはもう、
恋人作っちゃっても大丈夫じゃないですか~(*'ω'*)
でもスキャンダルを恐れてか、
人気のない場所であいびきを続ける2人🌳
そう言えばアントワネットのこのセリフ☆
「約束したんですもの… わたしたちの愛を守るために... もう人前では会わないようにしましょうと… うしないたくないただひとつの愛だから... この愛を守るために...」
アントワネットにとってフェルゼンとの恋愛は、
失いたくないただ一つの愛
なのだそうです。
守るべきものは2人の愛
例え自由に会えなくて寂しい思いをしても
それでも守りたいものが愛なのですねー。
ホントに恋愛至上主義です🌷
原作さんはマリー・アントワネットの人生を描きたくて
ベルばらのストーリーの構想を練ったということですが、
ベルばらに描かれているアントワネットの人生を
最初から最期まで追ってみると、
恋愛に始まり恋愛に終わっている感はある…|ω・)
ベルばらの最初の方でアントワネットは
恋愛結婚にたいする憧れを語っているし、
処刑されるシーンでもその死の直前まで
フェルゼンへの愛を語っていますしね。
さてさて、
アントワネットがフェルゼンへの愛に覚悟を決めたのは
森の中で相思相愛になるあのシーンである印象です🌳
たぶんそれまではアントワネット、
フェルゼンに恋をしてはいたのだろうけれども
自分の心の中に秘めている感じだったかも。
でもフェルゼンに結婚話が出て、
フェルゼンが他の女性と結婚してしまうことが耐えられなくて…
そう、
もう自分の心を抑えられなくて
自らフェルゼンの胸に飛びこんで行ってるんですねー。
アクションは自分から。
ちょとだけアンドレの例のオスカルへの
怒濤の愛の告白シーンの動機に似ているかしら?
^_^;
アントワネットがフェルゼンと相思相愛になったその直後に
オスカルとの謁見シーンに続くのですが、
そのシーンではすでに2人の愛を守り貫く覚悟が
できていたようなアントネット。
たぶんあれですね…
なんでそんな覚悟ができたのかというと、
アントワネットのセリフをいろいろと注目して妄想してみるに、
そのフェルゼンへの熱い思いが
自分の内部から湧き上がっているものだからであって、
政略結婚結婚みたいに誰かに決められた
外部から与えられたものでなく、
フェルゼンがイケメンだからとか
伯爵で地位があるからとか
軍人で勇敢だからとか
そういった条件によるものでもない。
あくまで自分の内部からこみあげる
自分の理性でも抑えられないエネルギーみたいなものとしての愛で、
外部から教え込まれた情報や理性を超えていくような
自分の内側からの情熱なので、
それを感じてしまっている自分はその存在を否定もできないし、
否定しても苦しいだけだし、
もう認めて受け入れるしかない
それが恋愛
そんな感じでしょうか?
アントワネットが謁見の場でオスカルに語ったセリフ👇
「このからだじゅうの血があの人にほとばしり
真紅に花ひらくのを 神でさえ とめることはできない」
もうノン・ストップ!
(笑)
湧き上がる情熱が神の力を超えてっちゃうところ...
もうアンドレみたい!
これ👇
ベルばらのキャラたちはとんでもなく
恋愛に情熱的です❤
(笑)
そう、以前書いたことあるのですが、
アントワネットとアンドレって、
情熱的で感性で生きてる感じがよく似ているってよく思うのですが、
どちらも愛する人への己の情熱に疑いがなくて、
相手に対する自信にあふれている
たぶんその自信の根底に、
その愛が自分の内側から溢れてくるものであり、
もう自分の理性ではどうにもできないってわかっていて、
そういった「体感」みたいなところから自分の愛する人への愛を確信していて、その愛に生きる覚悟をしている感じ
似ているかもです
21歳という若さで自分のフェルゼンへの愛を
自分の内部からあふれ出てくる情熱で確信し、
どんなことをしてでもその愛を守り
その愛に生きる覚悟を決めたようなアントワネット
だけど、おもしろいなーと思うのは、
アントワネットはそんなフェルゼンとの愛を覚悟しつつも、
同時に王妃としての生きざまを貫き通す覚悟もしているの
最近、フェルゼンがチュイルリー宮に潜入し
国王一家を救出する計画を持ちかけるシーン&
アントワネットとフェルゼンのこの世でのお別れシーンを読んだのですが、
アントワネットは恋愛至上主義に描かれながらも、
王妃としての人生を誇りを持って全うしようとしている姿も描かれている。
そして愛と王妃としての生きざまを天秤にかけたとき、
最終的には王妃としての生きざまを全うしようとしているみたいでした。
フェルゼンの切ないセリフ…
「恋する女としてより... 王妃として...
女王として生きる道をおえらびになられるのか… あなたは...」
恋する女としてよりも
王妃として女王として生きる道を選ぶアントワネット...
そうでした…
アンワネットのアイデンティーティーを形成している芯の芯の部分は、
女王としての誇り
そして敬愛するマリア・テレジアの娘であるという誇り
この2つだったわ…
フェルゼンとの愛に生きる覚悟も決めていたアントワネットでしたが、
王妃として誇りを持って生きる覚悟もしていて、
最終的にはそちらを選び取ったというか、
そう生きるように定められた宿命を受け入れて生きる覚悟を決めていた
ということだったのかもしれません。
アントワネットってベルばら初期の頃は、
遊び好きで思慮の浅い感じのお姫様感満載でしたが🌸
でも実はその人生を通して、
神に定められたと確信したフェルゼンとの愛を覚悟を持って生き、
王妃としての人生も覚悟を持って生き、
とても覚悟の決まった軸のブレない生き方をしているように
描かれているようにも感じます。
こんな人を護衛してその側にいたオスカルは、
そんなアントワネットの生きざまからいろいろなことを
学んだのかもしれません。
ふう~^_^;
ベルばらキャラの愛と覚悟...
まだアントワネットのことしか書いていませんが、
いろいろと学ばされます(*'ω'*)
そして原作者さんがベルばらのキャラたちに描き込んだ恋愛哲学というか、
たぶんご本人が持っているのであろう芯の通った愛の思想や情熱を
勝手の感じてしまいました✨
ああ、まだ後、
フェルゼン
オスカル
アンドレ
3人もいるな…
そして全員、
熱いな…
(笑)
熱すぎて
火傷しそうです
(笑)
続く…🌹
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