基準の考え方
台風の大雨もすぎて良い感じの気圧でウキウキなSeraハラダです。
さて本題。
機材に関して何が良くて何が悪いのか?
「そんなことは人それぞれだから好きにすれば良い。」
それを踏まえた上でのお話になります。
コレは楽器以外の事柄についても役に立つことではないかと思います。
基準とは
【基準】
物事の基礎にする標準。
基本的には何か比較をするには基準を設けなければいけないのですが、音という特性上なかなか数値化することが困難です。
女性のご機嫌のようですね(叱られろ)
ですので僕は「現状で好みな物を基準として考える」ことにしています。
いずれその好みが変わるまではなるべくその基準をブラさなければ良いと考えています。
考え方
今日たまたま僕の方でスピーカーケーブルの比較をしていたのでそれを例に出してみます。
元々僕はbelden9497(通称ウミヘビ)を通常使っていました。
他にもモガミやオヤイデを使ったことはありますが、比較すると言うほどではないので今回は除外。
そんなこんなで今回安いと言う理由もあってBeldenの8470を切り売りで購入しました。
使い道としてはスピーカーキャビネット内部の配線だったのですが、いつもの如く余分に買っているのでスピーカーケーブル比較でもやるかと思い立って比較しました。
比較方法
基本的にはなるべく条件を似せてABテストが鉄則です。
今回で言うと
・プラグ
・ハンダ
・制作方法(製作者も含め)
・できれば使用時間
このぐらい詰めるのがベターです。
まぁ今回はどうなのかなー程度なので、プラグがスイッチクラフトで既製品のウミヘビを使ったので他の部分は全く未知数です。
ケーブルの長さとスイッチクラフトを使ったこと程度しか揃ってません笑
ハンダまでわからんので結構ざっくりとした比較になっちゃいますがまぁ傾向わかれば良いでしょう!ということで比較。
テスト方法
テスト方法ですができるだけいろいろな方法でABテストするのが望ましいです。
歪ませた時、クリーンの時、音量が大きい時、小さい時、など…
基本的に傾向は同じ方向に振りますがたまに特定の条件の時だけ結果が変わる物もあるので
大事なのはAテスト→Bテストで結果を出すのではなく、2.3回ABを繰り返しテストすることで精度が上がります。結構大事なことですのでぜひ参考にしてみてください。
結果
今回に関して
Belden9497
・ハイが強め
・音の芯は硬め
・レンジは上寄り
・弱ドンシャリ傾向
・音は元気(派手)
Belden8470
・9497に比べてハイが弱め(個人的な感覚としてはフラットに近い方向への変化)
・音の芯は9497に比べてマイルド
・レンジは真ん中寄り
・弱ローミッド寄りフラット
・音は大人しめ(特徴的な帯域少なめ)
このような結果でした。
大事なのはAに比べてBがどうか?と言うことです。
今後の比較もAに比べてCはどうか?
Aに比べてDはどうか?と言う比較をすることでかなり精度が上がる検査ができるかと思います。
大事なのはAを毎回基本にすると言う考え方
結論
このテスト方式の良いところは自分の基準としている物からの比較になるので他の人がどう言った、思ったと言う便利ながら本当かどうかわからない事に振り回されずに比較できることが最大のメリットです。
ある程度データを取っていけばAは大多数のものに比べてこう言う傾向があると言うのもわかってきますし、それが一般的な評価と同じであればそれはほぼ間違いない事もわかるので非常に精度が高い検査方法になると思います。
ただどこかの時点で好みの変化があると思うので、その場合を除きAを変えないと言うのが大事であって、変えた場合はある程度傾向は掴めてるにしてももう一度全ての傾向テストをやり直すぐらいの気持ちを僕は持っています笑
それほど自分の最初に選ぶ基準は大切にしています。
おまけ
選び方の基準ですが、一般的に評価されていてメジャーで手に入りやすいものがオススメです。
考えればわかりますが皆がよく知らないもので比較してもなかなか周りと意見のすり合わせもできませんので笑
2記事続けて真面目な内容になってしまいました…
つぎは少し砕けた内容にしたいと思います。
Sera ハラダ
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