イベントレポート「みんなの生理研修」
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは、サステナビリティ活動の重点テーマのひとつに「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
その取り組みの一環として、1ヶ月間にわたって、D&Iに関するイベントを集中的に実施する「ダイバーシティ月間2023」を今年5月に開催いたしました。
「ダイバーシティ月間」では、社内外からゲストをお招きして、様々な角度からD&Iに触れる機会を提供しています。
今回のnoteでは、その中のイベントの1つ「みんなの生理研修」の概要をお届けします。どうぞご覧ください。
みなさんは生理についてどれぐらい知っていますか?
また周りの人と生理について話したことはありますか?
小・中学校の保健の授業で学んだ以来・・・
周りの人とは少し話しにくい話題・・・
という方が多いのではないでしょうか。
また、
「体調がすぐれないメンバーにどのように声をかけていいかわからない」
「自分のパフォーマンスを最大限発揮できない」
といった、働く上での生理に関する悩みや不安を持つ方もいらっしゃると思います。
日経BP 総合研究所 メディカル・ヘルスラボの調査によると、
生理の影響で 75%の人が「仕事の効率低下」を感じ、仕事の生産性は 64%に低下するという結果が発表されています。1 回の生理は平均 4.85 日なので年間 約 60 日に及ぶ計算となります。
セプテーニグループでは10年以上前から女性活躍推進に取り組んできました。活動を続ける中で「安心して、生産性高く働ける職場をつくる上でも、生理への対応は避けて通れない」という課題感から、今回ユニ・チャーム様ご提供の研修プログラムを用いて、「生理の仕組み」などの基本的な内容を始め、ともに働くメンバーやパートナーの身体に起こりうる様々な不調や悩みについて学び、コミュニケーションの仕方を考えるワークショップを実施いたしました。
「みんなの生理研修」は、生理に関する知識向上と職場における相互理解の促進を目的に、ユニ・チャーム様が実施されている研修プログラムです。
本プログラムは、生理の話をもとに、心理的安全性の高い組織づくりについて考えていくという内容で、第一部では、外資系企業や国内大手企業で管理職を務められたキャリアコンサルタントの講師の方より、「女性ホルモンと生理のしくみ」や「生理にまつわる不調」「不調・症状のケア」といった女性の健康についてのお話や、女性や男性、管理職など立場の違うもの同士での生理にまつわるコミュニケーション方法についてのお話、また様々な生理ケア用品や生理セルフチェックリスト(※)についてご紹介いただきました。
第二部では、生理にまつわる様々な状況を想定し、自分だったらどのように行動するかについてグループディスカッションを実施いたしました。
その様子をご覧になったユニ・チャームの運営の方からは、「これほど積極的で内容の濃いグループディスカッションになる企業は珍しい、素晴らしい」と感想をいただけるほど、各グループで熱量高く様々な角度で意見を交わし合うことができました。
イベント後の参加者アンケートでは、
などの感想が寄せられました。
「生理」については、女性のプライベートなことであるという意識から、これまで職場で話題になることは多くありませんでしたが、本イベントに男性社員が数多く参加し、女性の健康に関して男性が高い関心を寄せ、どのようなコミュニケーションが最適なのか考え歩み寄ってくれることが、女性にとっての心理的安全性の高い組織に繋がっているのだと、アンケート内容からも伺えます。
また、「男性も同様の体調がもしあるなら・・・」「妻や家族などについても同様の体験があるかと思った」など、生理研修を通じてこれまで以上に他者への配慮や思いやりが高まったように感じます。
今後もセプテーニグループでは、一人でも多くの方がダイバーシティ推進の大切さを理解し、行動するきっかけを提供することで、思いやりの溢れる組織づくりとなめらかな社会の実現を目指してまいります。
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