「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を読んだ
きっかけは、丸亀製麺を復活されている森岡毅(ツヨシ)氏の記事。https://diamond.jp/articles/-/207053?page=2
森岡氏の会社(刀)が丸亀への支援を始めて、下記図のように、一気に客数が伸びたという(4ヶ月で激増)
私のマーケティングのメソッドは、移植可能です。大切なのは自社ブランドが消費者に選ばれる確率を解き明かし、その確率を上げるドライバーを見極めて経営資源を集中すること(森岡氏)
■刺さったのは
・USJを劇的に変えたのは消費者視点の会社にしたこと。マーケティングは消費者理解の専門家として、消費者価値を最大化すべく社内の部門や個人の利害を超越すべし(会社の心臓)
・日本企業はほとんどマーケティングをしていない。TVCM(年間50~100億)支払っているのに投資対効果不明はありえない。放映前後に消費者調査をし、ビジネス結果との相関分析を日々すべし!
・マーケターはマーケティング部員でも広告代理店のプランナーでもない。マーケティングをできる人である。
・マーケティングにおいて、戦略的思考が必須
戦略的思考:目的→戦略→戦術の順に下方展開して考える
・日本企業は戦略段階で感情が含まれてる。戦略段階では感情を排除し合理的に考え、戦術(現場)で精神力を発揮すべし(日本人の戦術面での強みをもっと活かしましょう!)
■ほえ~となった点
・マーケティング:商品を売れるようにする事=選ばれる必然を作る事
営業:商品を売る事
・「選ばれる必然を作る」とは、
①消費者の頭の中を制す
②店頭を制す
③商品の使用体験を制す
・戦略的思考:目的→戦略→戦術の順で考える
目的:命題、最上位概念(e.g.嫁さんとの仲直り)
戦略:資源配分の選択(弱点の甘いものから攻める)
戦術:実現するための具体的プラン(お土産に豪華なケーキを買う)
・戦略の良し悪しのチェック指標(4S)
-Selective(どこまでをやる/やらないかが明確か),
-Sufficient(経営資源が十分か),
-Sustainable(中長期で継続可能か),
-Synchronized(自社の強みと整合性はあるか) ・マーケターに向いている
・4つの適正(すべて大事ではなく長所を伸ばせ!)
-リーダーシップ強め(目的を掲げて人を動かす)
-戦略的思考強め(要領がよい)
-EQ高め(人に対する関心高)
-精神的にタフ(挫折への強い耐性)
■感想
・プロフェッショナルを見るとものすごく暑く読書できた。220円でこの映像を見れるのは、ハイコスパだと思う
・マーケティングに興味を持たせてくれるだけでなく、自身のキャリア選択するうえでの考えるポイントなどを教えてくれた。森岡氏の他の本も読んでみたいと思った。