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ウェルビーイング:Session3 職場のデザインと介入(実行と評価)

例の体調不良で欠席したが、授業を動画で見られるようになっているのでありがたい。

<授業での学び>

問題の種類(例えば、工場における物理的安全性と、オフィスワーカーの精神的健康、など)によって具体的にやることは違うので、分けて研究した方が良いのではないかと思ったが、どうも心理的ウェルビーイングにフォーカスしている模様。

<介入の種類>
・一次介入:問題の防止
 -リスクアセスメントが需要
 -経営者のコミットメントと従業員の参加が必要
 -機能するまで時間がかかる(大抵半年以上)
・二次介入:従業員が受ける害の低減や除去
 -多くはトレーニングによって行われる
 -数ヶ月で終わる
 -一次介入と同時に用いることができる
・三次介入:被害の修復
 -コンサルティング、カウンセリング、トレーニング、健康増進のアドバイスなどが、専門家により行われる
 -従業員支援プログラムが実施される
  ・職場を超えたサポートが提供される

<デザインと実行のモデル>
・いくつかあり、PDCAサイクルに基づいて設計されている。
 -PRIMA-EF
 -OHSAS18001
 -ILO OSH Management System
 -WHO Healthy Workplace Process
 -Nelsen et al (2010)

<介入の有効性>
・三次介入の有効性
 -従業員支援プログラムの評価は一般的ではない。
 -研究における発見は様々だが、概ね有効であると言えそう。
 -研究には倫理的課題がある。
・二次介入の有効性
 -41の研究のうち35は望ましい個人レベルの成果があった。
 -ただし、その成果は短期的なものであり、組織レベルの成果は検証されていない。
 -組織レベルの成果を検証すると、望ましくないものがほとんどだった。
・一次介入の有効性
 -29の研究のうち28で組織レベルの成果があった。
 -ストレス軽減の効果はあったが、大きくなかった。

<介入の評価>
・長期のフォローアップが重要。
・効果があったが、その効果が持続しそうか検証する。
・検証のためにはコントロールグループが重要で、ランダムにグループを分けて行うことがある。
 -完璧な研究デザインはできない。
・疑似実験的デザインを行うこともある。
 -ランダムなグループ分けは行わず、参加者のグループとそうでない比較のためのグループを作る。(所感:被験者に参加の意志を確認して分ける、ということか?)
・結果だけでなくプロセスも評価する。

(所感)介入の種類はその通りだと思ったが、いまいち職場で活用するヒントが見つからなかった。

<課題論文1>

ほぼ授業と同じ内容だった。

"Interventions to Promote Well-Being at Work" Chapter Four by Randall and Nielsen.

<課題論文2>

仕事とストレスの問題に介入した先行研究をレビューした論文。個人にフォーカスしたアプローチでは個人に対しては良い影響があったが、組織に対してはなかった。組織にフォーカスしたアプローチでは、個人にも組織にも良い影響があった。

LaMontagne, A, Keegel, T., Louie, A., Ostry, A. & Landsbergis, P. (2007). A systematic review of the job-stress intervention evaluation literature, 1990-2005, International Journal of Occupational and Environmental Health, 13, 268-280.

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