SR400が無趣味だった私の人生にエンジンをかけたお話
私には、これといった趣味がなかった。
就職活動のときはもちろん、初めてお会いする人との無難な会話であっても、「趣味はなんですか?」と聞かれることが苦痛に感じるくらいに無趣味だった。
社会人になってからは、家と会社の往復ばかりだった。
ストレスの発散方法は、立ち飲み屋でちょっと一杯ひっかけてから帰り、ゆっくりお風呂に入ってさっさと寝ること。
週末は平日にサボった家事を片付けて、残りの時間はベッドでゴロゴロするのが幸せだった。
それでいい、十分幸せな暮らしをしていると思ってい