偽のメッセージに騙されないで
「日赤医療センタードクターから」
で始まる日赤病院の状況についてのチェーンメールじみた情報が流通しはじめている。
良識ある人はシェアしないでほしい。シェアしてしまった人は、事実と確認できるまでいったん削除してください。
今回のフェイクニュースの特徴は、メッセンジャーやLINEという「閉じたネットワーク」を悪用していることだ。ソーシャルメディアと違って、外からはチェックされにくく、親しい人から送られてくると信じ込みやすい。
311の直後はTwitterによるフェイクが多かった。最近は医療関係者がソーシャルの嘘情報をチェックしていることもあり、すこしは淘汰されている。そのかわり、メッセージアプリなどが利用されている。
先日も「首都封鎖」について、国会議員やメディア関係者をネタ元だとする同様のメッセージが出回っていた。
ぼくの知り合いも親切に「家族以外には言わないで」などと丁寧な解説つきで送ってきてくれた。もちろん、すぐに注意した。
善意での拡散がもっとも危険だ。だいたいあっているから、などが危ない。
危機において情報の正確さは安全、安心に直結する。
みんなを助ける綺麗な水に、毒をまぜてしまっては飲めないようになる。
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