目的と目標は異なる。
こんにちはー!またまた仕事溜まりまくってる大野です。でもどうしても書きたい。
今月もギリギリのところでマフィンが売り切れた(と思います)
たった30個、購入してもらうのって、本当に大変で、ほんとは一人一人に頭下げに行って、活動内容についてお伝えしながら、どういう過程でこのマフィンが出来上がったか、お話させてもらって…
って2時間くらい喋りにいきたいところを、LINEやSNSツールだけで完結させないといけないところがほんとに大変😂伝わるのかな。どうなのかな。とソワソワしながら送信ボタンを押す
そろそろ公式LINE動かさないと無理になってきた感じですので、来月はLINE登録お願いしますーす!とか言ってそう
で本題。
目標と目的の違いを私なりに
私がマフィンを売るにあたって、絶対に押さえておきたい、これからも忘れたくないと思っていることがあります。
マフィン30個は目標であって、目的ではない
です。目的(※私の目的は後ほど。)を考えると、マフィンがあったって仕方ないと思う人がほとんどかもしれません。
だけど、マフィン完成までに関わった人が何人もいて、その方々が間違いなく私と共通した目的に向かって行動していたということを、たった1度のイベントで途切れさせるわけにはいかんよねーと思って続けています。
目的について
ご存知の方も増えてきましたが、説明します。
本来なら私たちの食と農業は密接に関わっているはずです。
しかし、私自身が消費者としてスーパーで商品を手に取るときに農業との関わりや作り手が持つ背景を想起することはほとんどありません。最近思うのはただ1つ。「食べ物まで高くなってきたなーこれ以上上がったらしんどいなー」と。
一方で、農業者としての私の立場でよく考えてみると、「えーこの値段で普通に売られてるのに、◯円/kgでしか(業者に)買ってもらえんのはいただけんな」とか「1個あたりスーパーの価格で売ってたら城立つやんw」とかそんなこと。
このように、両者の立場を常日頃意識している人間の頭の中ですら、全然密接には関わってない。これが現実です。
そこでです。私がマフィンを売る目的はコチラ
・自分たちの食が一次産業を営む人間によって成り立っている実感をしてもらい、感謝が伝わる(言い換えれば、支援や応援に適切に繋がる)形で消費できる場をつくりたい
・反収上げてお金にすることだけを考えると、社会が追いついてないせいで食えない人が出てくるのでなんとか阻止したい(周りで既に米買えなくなったと言ってる人いる)
とか、そのあたりです。お財布のことを考えると両者一歩も引けない状況だとは思いますが、 お互い歩み寄ってみるとまた違った世界が見えてくるのではないかと思っています。
目標について
話が明後日の方向に行ってしまいまそうなので引っ張り戻しましょう。目的はとても簡単にいえば、生産者と消費者とがお互いに歩み寄れる場を提供することです。いわば、今でいうところのBASEでやってるオンラインショップ。
ひとまずはオンラインであっても、場所ができました。次はあの場を更に活発にしていくことが目的になります。実店舗、広告集客などいろいろできそうなことはありますけど、先に上げた↑の目的を果たすために最も効果的なのは、身の回りの一人一人に対する訴えかけと考えたのです。
その訴えかけのきっかけをつくる活動をマフィンを使ってやってみようじゃないか!ということで、スタートしたのが予約販売でした。
30という数値目標もついでに説明しておきますと、
「頑張ったらなんとか売り切れそうな個数」
です。売上が、とか、利益が、とかそんなのも大事なのでしょうけど、今の状況で真面目に訴えかけに取り組んで、実現できそうな、でも頑張って声を上げ続けないと達成しえない、そんな個数だと思って設定しています。
今月も多分ギリッギリ達成したかなあという数値。購入者の皆さま、ありがとうございました!食べたらお友達やご家族に、販売者の目的とともにぜひシェアしてください。
1日で売り切れるようになるのが次の目標ですが、それはたくさんの人にぬるっと目的を共有していくのではなく、我こそは一緒に形を作っていきたい!そう熱望する方を増やしたい、という意味です。というか、そういった気持ちを持つ人に最初利用していただかないと、きっと目的は達成されないのです。
要するに、社会課題として私が感じていることをたくさんの方に共有して共感してもらい、生産者にも消費者にも"アクションに繋がる場"を提供すること を目指して活動しているといったところです。
毎月マフィンだけではなんとも、という気持ちも消費する側としてもちろんあります。今はほぼマフィン屋さんですけども、少しずつ日常に溶け込めるようなサービスに遷移していけたらなと思っています。
梨と、里芋と、にんにくと。少しずつそれっぽくなってきました。