なぜ力に着目すると運動を理解できるのか?
私達の身の回りの物体は、動きだすか、止まりだすか、ずっと止まっているか、の3つのどれかです。(止まっている物体は運動していないので)運動とは「だす」で表されると言えます。
「だす」というのは運動の変化を表しています。したがって、運動を理解したいと思ったら「運動の変化する様子」すなわち「加速度」を理解すればいいことになります。
運動方程式とは加速度と力の関係を表す式です。ボールや人工衛星、ひいては太陽の周りを回る惑星の軌道まで知ることができるすごい式です。
その式は以下のように表されます。
$$
\LARGE
{ma=F}
$$
この式は単に「等しい」という意味だけではなく、「運動(=加速度)が発生しているとき、必ず力が働いている」という因果関係の意味合いも含んでいます。
運動方程式はたった1つの式であらゆる物体の運動を理解することができます。
これについては以下の記事で詳しく解説しています。
加速度から力へ
運動方程式は、加速度の原因として力を考えることで、上手く運動を予測できると述べました。それは一体なぜでしょうか?
加速度ではなく力を起点に考えたら何が良いのでしょうか?
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?