過去世からの魂の縁

私にとって、自分の前世や過去世というものはあまり興味のある対象ではありませんでした。

これは「そんなもの無い」などといった輪廻そのものを否定する意味ではなく、「自分にとって前世が何であったかは重要ではない」という意味であり、「おそらく自分の今生に影響するような負の連鎖などは無いだろうから気にしてない」という意味です。

唯一、興味があったのは息子の前世。

この記事は息子の前世や過去世を、霊能者のファイヤーヨーコさんに見ていただいた時のお話です。

2015年、息子を妊娠した当時の私は、自分にとって1番負担が少ないと思われる自宅での無介助出産を望んでいました。その為の色々な資料を探していた時に、「胎内記憶や子宮に来る前の魂の記憶がある子供たち」の存在を知ったのです。

息子にも胎内記憶が残ってないかしら？と尋ねた時期もありましたが、残念ながら話してくれる事はなく…ただふとした瞬間に「なにそれ前世の話？」と思う事がありました。

そして時は過ぎ、この2021年の春にファイヤーヨーコさんに出会いました。私のお店でも霊視鑑定をして頂いたり、霊能力開花合宿に連れて行ってもらったりとお世話になっています。

そんなヨーコさんの霊視鑑定で、チーママが前世を見てもらったと話していたことをきっかけに、私も「息子の前世が知りたいっす！」とお願いして見ていただきました。

そして…

「あなたと息子さんは何度も一緒に生きているみたいですね」

ヨーコさんの、この言葉から始まった息子の過去世はこのようなものでした。

息子の過去世は何度も何度も私と一緒の時代に生まれ、ある時は私の父親であったり、ある時は上官、教師など常に私を導く存在であったという事。

霊格も私より上で、今生で私の息子に生まれてきたのも

「子供を産み、育てる事による私の魂の成長のため」

であるという事。

これらはとても腑に落ちる内容でした。

常日頃から息子に対して、私はあまり子供扱いをせず「独立した1人の人間」として見ているふしがありました。

これは育児方法や子育て論というわけではなく、息子が私にそうさせるのです。

ですから私は「子供ってかなり落ち着いてるし、親に対して面倒見が良いよなあ」と思っていました。しかしそれはどの子供もそうであるわけではなく、息子の方がそもそも霊格が上の魂であり私を導く存在だからに他ならないというのです。

…この世には、家族に破滅をもたらす為に生まれてくる子どももいるそうです。その人生は辛いものかもしれませんが、魂は苦難を乗り越える事で磨かれていくので、そのためのハードめな試練なのだと思います。

ヨーコさん曰く、

「魂はタライに入れられたジャガイモのようなもので、近くのジャガイモと擦れあって皮が剥けて綺麗になっていく」

のだそうです。この仕組みについては私も理解していましたが、これまで聞いた中で1番わかりやすい例えだと思いました。

そして、息子と私はいつも同じ時にタライに入れられて隣同士で転がって磨かれているジャガイモのような、とても近い存在だという事でした。

多分、息子の方がよりツルツルなジャガイモなのかも？（笑）

ちなみに息子の前世に興味が出たきっかけは、「前世そばアレルギーの日本人？疑惑」でした。2歳くらいの頃に、初めて蕎麦を食べさせるという時の事です。息子は「いらない。かいかい出るから。」とキッパリ断ったのです。

アレルギー検査もした事がなく、蕎麦も食べさせた事がなかったので、「もしかして前世の記憶？」と思ったものでした。

これについても、前世で日本人だった事はありますか？とヨーコさんに尋ねたところ

「貧しい農村で生まれて、百姓だけでは食べていけずに戦に参加して出稼ぎをしていた過去世がある」

との事。ちなみにその出稼ぎによって後半は徐々に出世して良い暮らしが出来るようになっていったそうです。

蕎麦アレルギーだった過去世はないけど、おそらく貧しかった頃に米が出来ず、出来てもすぐに売らなければならない生活で、自分は芋や雑穀しか食べられなかった記憶から「もう蕎麦なんぞ見たくない」という気持ちが一瞬よぎったのでは無いか？という事でした。

息子は今は蕎麦も食べますし、芋も好きです。でも白ご飯が1番好きです（笑）

最後にもう1つ息子のエピソードを。

息子の前世を見てもらう少し前に、ヨーコさんが

「息子さんは女性にモテますよ。今からもっとモテるようになるので、芸能人みたいな人気商売をするのも良いかも」

と言っていたんですが、それを聞いていた息子が

「いや〜、ぼくは自然を吸いながら静かに暮らしたいんだよなぁ…」

とボヤいており、オイオイまだ社会にも出たことがないクセに何言ってんだよ？とその場に居たみんなで爆笑したのですが…

もしかしたら過去世も含んだ言葉だったのかもしれませんね。

これは私と息子だけの特別な話ではありません。幸い息子とは良い関係が過去のどの人生でも築けていたようですが、なかには悪縁と言えるような、傷つけ合うような関係で近くにずっと生まれ続ける魂もあるらしいです。魂の学びのため、どこかの人生で自らの意思で和解するまでその繋がりが続くこともあるようです。

どんな人生にも、どんな関係にも必ず意味がありますからね。

今あなたが強いつながりを感じている人も、過去世からずっと近い所にいた魂なのかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。