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【女湯事件ボ21】今こそ、桶カーリング。コロナ禍での粋な銭湯姿シリーズ2

昨年、コロナ禍の北海道のとある銭湯にて。

銭湯では 浴室に入ると誰しも、
自分の「椅子」「桶」を調達する。
スーパー銭湯だと既にセットされているところも多いが、
銭湯はそうではないお店も多い。
時々 複数の高さの椅子や、レアな桶が用意されていたりするし、
自分に合う道具をパッと選ふ所作って、、どこか気分アガる。

と、前置きはよいとして、
その日も私は 椅子と桶をピックアップした。
と、、思ったら、、
椅子と椅子を持っていた。
ボーっとしていたせいもあるが、、
あれ?そもそも桶がない!

なんてこった。
とキョロキョロしていたら、、

桶カーリング00

浴槽近くに、桶がたくさん積まれていた。


そんな落ち着かない私をみとめた
桶近くのご婦人が 
「ヨッ!」
と桶をスライドさせてくれた。
(ゴロゴロ―ッ)

「ありがとうございます!!」
遠くから礼を言う私に
「いえ~!」
ご婦人はサッと片手をあげた。かっこいい。。
そして笑顔だけど言葉少ななご婦人、
きっとコロナケアで桶をスライドさせてくれたのだと気づいた。

桶カーリング

実は桶が浴室入口近くに置かれていない事は、
北海道銭湯で 時々ある。
椅子は浴室ドアのすぐそばで、桶は浴槽近く
という分散した置き方。関西とかでも同様ですか、どうですか?)
店主さんに聞いたら、かけ湯を浴槽から拝借する想定という事はわかった。

しかし、、、こんな気遣いをして頂いた事は初めてだった。
桶を常連さんから スライドしてもらうなんてさ。

私はそこで「桶カーリング」なるものを思い出し、
一人こそっとにやけた。

ーーーーー「桶カーリング」とは。
大阪市住吉市にある朝日温泉さんを会場とした
湯めある祭典「オフロンピック」で発案&実施された競技名である。
詳しくは以下リンクをお読み頂きたいが(面白いです)
とにかく「桶を滑らせて何かする」という仕掛けだ。

ーーーーーーーーーーー

うむ、私は「リアル桶カーリング」という
なかなか無い経験値を得たのだ。

で、いつか私にも機会があったら、誰かにしてあげたい。
ケロリン桶をすいーーーーっとスライド。
今なら許してもらえるよね?

やすこ。

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