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読了っ!

成瀬は天下を取りに行くを読み終えての感想。※ネタバレあり
と思いきや、あんまり触れずに過去のノミネート作への言及が多め。
明日に続きます。

本屋大賞とは

 公式サイトを見る限り、本屋大賞は今から20年前の2004年にスタートした企画のようです。

・売り場からベストセラーをつくる!
・書店員の投票だけで選ばれる賞です。

本屋大賞とは

 をコンセプトに作られた賞なのだそう。私の勝手なイメージですが、

読みやすい            文学的
本屋大賞>>>>>直木賞>>>>>芥川賞

 というイメージ。私は断然読みやすさ重視なので、きっとこの不等式の通り、本屋大賞の作品ほど読んでいる傾向にあると思います。

過去のノミネート作品で読んだもの

( ) 内は年度(西暦)です

・図書館戦争(07)
・鴨川ホルモー(07)
・ジョーカー・ゲーム(09)
・神去なあなあ日常(10)
・植物図鑑(10)
・キケン(11)
・ストーリー・セラー(11)
・『舟を編む』(12) 大賞
・64(13)
・蜜蜂と遠雷(17) 大賞
・52ヘルツのクジラたち(21) 大賞
・成瀬は天下を取りに行く(24)

 述べ12作品ですか。語れるほど多くはないな・・・。

 12作中4作品が有川浩さん作なので、いかに有川浩シンパかが伺えます。図書館戦争が氏の代表作である事は間違いないですし、私もあの世界観の大ファンですが、氏の最高傑作は?と問われれば阪急電車を推します。


 12作中2作品は三浦しをんさん。『舟を編む』は私が今まで読んだ小説の中でも3指に数えて良いほど好きな作品です。この作品だけは文庫ではなくハードカバーを強くオススメしたいですね。『辞書を作る』作品だからか、装丁がとても凝られています。

恩田陸さんの蜜蜂と遠雷は密かにアニメ映像化してくれないか期待しているのですが、実写化はあってもアニメ化は無いようなので、オファーを断られている可能性がありそうですね。本当に勝手に期待しているだけなので、来てくれたら嬉しいというだけです。

 本屋大賞関連以外だと、池井戸潤さんも結構読みましたね。鉄の骨はめちゃくちゃ良い作品です。

 最近は活字がめっきりと読めなくなってしまったのです。実際、52ヘルツのクジラたちは途中で読むのを断念した記憶があります。
 つまらないというのではなく、私が読めなくなったんですよね。

成瀬は沼に引きずり込む

 そんな私を、もう1度活字中毒の沼に引きずり込んでくれるのでは!?と思わせてくれたのが、本日読み終わった、成瀬は天下を取りに行くです。

 主人公成瀬あかりの1人称視点で進むのかと思いきや、全6章のうち、成瀬視点は最終章のみ。
 全編が成瀬あかりと大小様々関わりのある人間が主軸になるお話。主人公と狂言回しが違う作品は私大好物ですよ。

 しかもこの作品、何が良いかってテンポが良い。このサクサク読める軽快感。これこそ本屋大賞作品だなあ・・・と思わされます。
 本作では成瀬あかりが中学2年生~高校3年生までを主に描いているのですが、章ごとに時系列が行ったり来たりします。が、上手く描かれているのでスラスラと読めて、嫌な感じが全くしない。

この続きは

有料記事にします!


 なんて言いませんが、続きはwebで!(明日書きます。多分)

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