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友に会いに行く東京・横浜ひとり旅#1 友に会う前に聖地へ

神・仏・聖人や宗教発祥などに関係が深く、神聖視されている土地。「—エルサレム
特定分野において重要場所。あこがれの場所。「高校球児の—甲子園」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%81%96%E5%9C%B0/  goo辞書「聖地」

旅の主旨・経緯

3月の京都ひとり旅を経て5月に友人と長野へ行った際、何かが違う。と違和感を覚え始める。
自己分析していくと、どうやら
『ひとり』でいる事に気楽さを覚えてきたようで・・・。
幼少期より集団行動を苦とする人間でしたが、齢35にして幼児退行の止まらないおじさん。

でもやっぱりずっと1人は寂しいじゃない。という事で、2人の友人に会いに行くことを旅の主旨と定めて、仕事も含めて実に約5年ぶりに首都圏に足を踏み入れたおじさんの旅行記です。

こういうテンプレート作っておくと、マガジンは管理しやすいんです。
書くのは最初だけだけど、なんとなく格好がつくでしょう?

今回の東京・横浜ひとり旅のまとめはこちらから


新宿紀伊國屋書店で『違国日記』の原画を見てきた

 燕三条駅を9時半過ぎに出発する新幹線に乗り、東京駅へ到着。11時半頃には到着したのですが、生憎の大雨。流石京都3泊4日の旅を全て雨にした男。どうも天気の子(35)です。

 ちなみに私がお邪魔した6月21日に関東が梅雨入り。私が帰省した6月23日から新潟が梅雨入りとなりました。我ながら凄いと思う。

 さて本題。そこから移動して、新宿駅へ。

 『新宿駅はダンジョンぞ』『トーヨコには出ないでね』と脅かされながらも、普通にすんなりと着けてしまった新宿紀伊國屋書店。

 如何せん田舎に住んでいるもので、原画展なんてものはほとんどお目にかかった事がなくってですね。
 行きの新幹線に乗っている際横浜の友人に『原画展って何時間ぐらいかかりました?』と聞いたら
『滞在時間10分といなかったと思いますよ。写真パシャパシャってして、やっぱり原画はええなーって拝んできただけっす。』
 と言われ、軽くショックを受ける私。

 えっ・・・?てっきりこう、美術館のようなところに飾られていて、短くとも1時間は楽しめるようなアトラクションに仕上がっているんじゃないの・・・?そう思っていた時期が私にもありました。

 新宿紀伊國屋書店さん、とにかくフロアがめちゃくちゃ多いので、1階エントランスというかインフォメーションの貼り出しを見ても『違国日記』の違の字も見当たらない。

 おかしい・・・こんな面白い作品なのに何故・・・?もしかして開催場所間違えて見てたかしら?とスマホ画面を確認。
 ・・・確かに時期的には新宿紀伊國屋書店で開催で間違いないようだ。

 こうなったら自力で探すのは諦め、インフォメーションセンターにいらした店員さんに素直に聞く事に。

「すみません。『違国日記』の原画展って何階のフロアでやっておられますか?」

「あっはい。少々お待ちください。(PCカチッカチッ)ん?んん?? しょ~うしょうお待ちいただいてもよろしいですか?(レジ奥へ消えていく店員さん…数十秒後戻ってきて)えっとですね。このまま1階のフロアを進んでいただくと、『化石』などの展示物があるんですね。その対面にガラスケースがあるんですが、そちらに飾られております。」

「ありがとうござる」

 化石化石・・・化石・・・?あー化石。の対面対面・・・ん?・・・これかい? 

感動よりも先に『すくなっ!』って心の中で叫んだ自分がいる。本当に申し訳ない。

 とはいえね。都会のど真ん中で、滞在15分ほどコーナーを遠巻きに見ていたんですが、写真をパシャパシャやっている人間なんて私しかいなかったんです。
 だから興味ない人にはただの一風景に過ぎないのだけれど、私にはそのケースが宝箱に映って見えたんです。

一番好きなシーン

あの頃 
わたしにはまだ 
絶対に許せないものも 
絶望の色やかたちも
ちっともわからず

しかし それでも
 
わたしは愚かにも
自分の小さな行動がきっと
世界を変えうると信じていた
 
世界を
世界を
世界を
 
たとえば10年後に誰かが
 
『そういや朝 コンコースのとこで歌ったよね あれいつだっけ』
 
きっとそれだけでも
わたしは世界を
変えたのだ

上の原画近辺のシーンにモノローグとして入っている大好きなシーン

 何者でもない者が、世界を変えうるんだという可能性を提示してくれているようにも感じるし、何者にもなれなかった自身のコンプレックスを解消してくれるようにも感じるし。
 きっと読み手の数だけ解釈がある作品だと思います。

 ご紹介したのは違国日記のほんの1部分に過ぎないので、是非読んでみてください。

著者、ほぼほぼ同世代。若干上ぐらいかな。
ガラスは正面から撮ると自分が反射で写っちゃうんですよね。撮り方が難しい

思わぬ聖地巡礼

状況、雨!

 Xで現在こんなところへお邪魔してるよーとつぶやいたら、今回の旅で会うのとは別の友人からこんなリプが。

 「そこの紀伊國屋のエスカレーターは某映画でも出てましたね」

 「新宿?シティハンター?」

違う違う!こっち!

 うおお!!!こ、これは私が最も敬愛するべきところの『機動警察パトレイバーThe Movie 2』で飛行船が墜ちて(意図的に墜とされて)、治安維持にあたる人たちがパニックに陥るシーンではないか!

 名台詞で『状況、ガス!』と叫ぶシーンがあるんです。

 ここがそうだったのか・・・。このリプに気がついた頃には、私はもう移動していたので・・・同じ画角で写真を撮影する事は叶いませんでした・・・。

新宿→池袋へ 三省堂書店池袋本店

 新宿から池袋までは山手線で数駅先だったのでスイスイでした。時間帯的にも混んではいなかったし。

 お目当てはこれまた『違国日記』のコラボカフェと、とあるポストを発見して。

 違国日記の原作者であるヤマシタトモコ先生のインタビュー本が、先行販売されているとお聞きしてお邪魔しました。
 更に・・・

 えっサイン本・・・?サイン本って、原作者先生のサインが入っている本ってこと・・・?(頭進次郎)

 原画展でも私しか見て無かったけれども、流石にサイン本は即売り切れちゃうんだろうなー。まあ駄目元でいこう。普通に先行販売で買えるだけで嬉しいし、コラボカフェっていうものも初めてだから空振ってもダメージはないし。

ああ・・・普通に手に入ったわ・・・。
ああ・・・コラボカフェって◯ソだわ・・・。

 この残飯みたいなご飯が1590円ですよ。東京の物価高関係なしに、単純にぼったくってますよ。
 槙生と朝がはじめて一緒に食べた朝食を再現しました!ってメニュー表にはそう書かれてたと思いますけど、何もそんな美味しくなさそうなところまで忠実に再現しなくてもええやんか・・・。

 スパイスチャイは及第点。スープは普通に美味しかったけれど、トーストは冷めきっていたしキャベツと玉ねぎを炒めたのであろう生ゴものとソーセージは美味しくないを通り越して不味かったです。

 もしかしてこういうのも誹謗中傷になったりするんでしょうか?

 まあ仕方がないね。東京へ降り立って初めて食べた食事がこれじゃあ、あまりにも悲惨だもの。

 でもずっと歩きっぱなしで疲れ切っていたから、ゆっくり腰を落ち着かせられたのはとても良かったです。
 スマホも道案内やら写真撮りっぱなしで充電が30%近くまで落ちてたので、心身ともに充電させていただきました。


 友はまだ出てこないし、最後はdisで〆るし、
このマガジン果たして大丈夫なのか・・・?

to be continued


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