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虚構世界にしか伝えられないもの

 こんばんは。今日はイーグルスの滝中君が9回1アウトまでノーノ―ピッチングを披露。
 ノーノ―も完封も逃しましたが、堂々たるピッチング。

 滝中がチームの勝ち頭になるのって、2年前のシーズンを思い出しますね。早川も調子いいですし。
 打線も浅村や島内ら中核が上がり調子と言われつつ2割前後をずっと低空飛行中。そろそろしっかり上げてきてほしいところ。
 
 さて、今日の本題はゲームです。

 以前からプレイしたいしたいと思ってはいたものの、中々購入まで至らなかったゲーム。

 何故なら、私このゲームの前作となる作品をプレイしていないから。

 

では何故プレイしたいという決断に至ったのか。理由はふたつあります。


理由その1 エピソード1を好きな実況プレイヤーがやっていた

 稲葉百万鉄さんという実況プレイヤーさんです。ゲーム実況者としてはかなりの古株だと思いますが、私が出会ったのは2,3年前。
 それからというもの、最低でも2日に1度は更新される動画を見て、毎日の生活に潤いを貰っています。
 
 この方のどんなところが好きなのか、端的に言えば「没入とメタ視点の塩梅がちょうどいい」んです。

 物語を楽しむにあたっては、没入する事が最も大切な素養の一つだと思っています。
 
 しかしその物語(ゲーム)を実況というカタチで新たな作品として昇華する際には、やはり第三者の目線というものは大切になってきますよね。

 つまりは我々視聴者の視点です。これを全く考えずに動画を撮る人は中々いないでしょう。いてもそれは限定的なコミュニティで留めるものでいい。

 イナババ(別名義)はその辺の塩梅が大変に巧い。登場人物に想いを馳せつつも、どこか動画の取れ高を気にしている30代のかわいげおじさん。 

 皆さんも稲葉さんの動画入門編としてはコーヒートークとてもオススメできるので、是非見てみてください。

理由その2 発売直前、作者が逝去された

 このニュースを私が知ったのは2週間ほど前、5月の連休に入る手前ぐらいでした。

 まさかそんな事になっているとはつゆ知らず、稲葉氏がいずれ投稿してくれるだろうとエピソード2の発売は知りながらも自分でプレイする選択肢は持ち合わせていませんでした。

 しかし、というのはやはりセンセーショナルな出来事でして。死んでから評価するような事は私自身好まない人間のはずなのですが、稲葉氏がこのゲームに出会ってくれたのと同様に、私にとってもこのゲームは大きな力を秘めたゲームでした。

 そんな作品を作ってくれたクリエイターへの手向けとして何が出来るのか。それはもう、作品を購入する以外に無いのです。

 インドネシア発のゲームが楽しめてしまう素晴らしい時代と、作者のモハメッド氏に敬意を表して。
 
 楽しませていただきます。

プレイの感想はまだ先だけれど

 これに関してはまだ30分も遊べていないので後日また投稿しようと思っていますが、1つだけ。
 書きたいと思っている事があります。

 このゲームの舞台となるのは、現実に存在する都市シアトル。時代も西暦2023年と現代です。

 しかし、我々の生きる世界と唯一違うのは、エルフやドワーフなど、童話や寓話・ファンタジー世界で出てくる異種族が人間と共に生活をしている点にあります。

 ただ進められる物語や会話は、全て我々が生活している世界とそう変わらないんです。

 エルフが長生きだったり、サキュバスが少しそういう目で見られたり、ドワーフの労働といえばブルーカラーだろうという決めつけがあったり。

 上手にファンタジーの世界観を私たちの世界に落とし込んでくれています。ただ会話は日常的そのもの。大きな事件というものはそうは置きません。
 
 何せ舞台は主人公となる夜しか営業しないコーヒー屋の店主の店内のみ。ここに訪れる様々な客と店主・客同士の会話を楽しむ作品です。

 何となくお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうした異種族のお話、当然異種族間で軋轢が生じています。

 その社会問題や人々の交流が実に繊細で、リアルで。

 でもこれを映画やドラマでは描けない。私が大好きなアニメですら少し難しいかもしれない。

 自分のタイミングで進める事の出来るゲームにしか出せない味を持ったこのコーヒー。
 あなたも飲んでみませんか?

#コーヒートーク

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