ヨンブンノイチ
地震の影響もありまして、閉鎖空間に行くというのは結構勇気のいる作業になってしまっておりました。
なので上の投稿の日付は1/26日ですが、その時点では未だ1作品も観ていない状況でした。
ですが本日、
劇場版ハイキューを鑑賞してまいりました!
1ヶ月に満たない期間で、3作品観ております!かなり良いペースです!
これにて12分の3作品を観たことになります!約分すると四分の一!良いペースです。
劇場版アニメーションの大別
私には、哲学というほどだいそれたモノではないけれど、大切にしている事がある。
それはオリジナル史上主義だ。劇場版アニメーションにも、様々な造りをした作品が沢山ある。
・完全オリジナルアニメーション
有名な作品でいうと君の名はとか天気の子の新海誠さんの作品はそういう作品が多いです。
・原作を下にしたオリジナルアニメーション
ルパン三世はモンキー・パンチさん原作の漫画ですが、ルパン三世カリオストロの城は、その原作を下にルパンを宮崎駿氏が解釈し表現したオリジナルアニメーションです。
・TVアニメーションの続編的立ち位置の劇場アニメ
今日見てきたハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦!はそれに当たる作品。
・漫画や小説といった媒体原作のの劇場版アニメーション
上で写真だけ撮ってあるデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションはまさしくそれ。
あと分かりやすい例で言えば、THE FIRST SLAM DUNKはTVアニメの続きではなく、完全に漫画原作アニメですよね。(監督が原作者自身という異例の作品なのだけれど)
本作のハイキューも広義には漫画原作アニメではあるのですが、TVアニメで終わったところから映像が作られているので、やはりTVアニメの続編という立ち位置が一番しっくりきますよね。
他にも分類法はいくつかありそうだけれど、今回の私の分け方はこんな感じ。そして何が言いたいかというと、オリジナルこそ至高という事です。
この4つの分類に優劣を付けるという意味ではなく、オリジナルアニメーションはいわずもがなだけれど、カリオストロの城が面白いのもモンキー・パンチ先生がいらしてこそ。ハイキューが面白かったのも古舘春一先生が作品を生み出してくださってこそ。SLAM DUNKもイノタケさんあってのもの。
この大前提なくして、作品づくりを語ってはいけないんです。別に世相に触れたいわけでもなんでも無く、本当に昔から私のポリシーがそうだというだけです。
そしてハイキューを観てきた感想ですが
凄く正直に話せば、80点ぐらいでした!いやめっちゃ良かったんですよ!何なら泣きましたからね私!どこで泣いたかというと、「あの握手」のところです。
私は音駒なら黒尾と夜久さん推しなので、この二人の活躍と、その二人に憧れている月島とノヤっさんとの絡みはね、凄く良かったです。
ただ純粋に烏野対音駒戦は個人的なベストバウトじゃないんですよね。全国大会なら稲荷崎が最高だったし、スポーツ漫画あるあるで、地方大会の方が試合自体は面白かったりするものでね。
半年ほど近く前に書いた記憶がありますが、TVアニメハイキュー!!の続編(FINAL)が劇場版2作でで描かれる事が決定した際、私は3部作でやってくれなかった事を嘆きました。
そう理想は3部作だったんです、尺的に急がない丁寧な造りをするならそうせざるを得ないと思いました。
でも2部作となってしまった。なら私は音駒と鴎台を一緒にする力業を見せてほしかったんです。
無理なのは重々承知の上です。音駒ははじめて烏野が敵となって描かれるような作風に転換する大切な試合。事実上の主人公は研磨ですもんね。
そして鴎台戦でも、あの大切な、大切ーーーな日向と武田先生とのシーンがありますから、これを1作にまとめろというのは土台無理な事は分かっています。いますが・・・!
アフターストーリーが物凄く好きだった身としては、アフターストーリーだけで1本作ってほしかったんです・・・。なんならアフターストーリーはOVAで作ってほしかったんですよ・・・!
これは完全に原作リスペクトの方面からの不満です。そこだけでマイナス15点ほどをつけざるを得なかった。
残りのマイナス5点
減点方式でのモノの考え方ってあまり良くないと思いつつも、私という人間はそうなんですよね。でも裏を返せば、5点しか引かれなかったスゲー作品だったと褒めているつもりなんです、これでもね。
5点引いたのは、ハイキュー名物のラッシュでかかる劇伴は少し弱かった事(演出の都合上仕方がない)と、割とよく見る構図が多かったところです。
TVアニメからやっているんだからしょうがないじゃん、と言われればそれまでなんですけど、新しい動きを観たいんですよねやっぱり。
両陣営の同時多発(シンクロ)攻撃の多用に少しだけお腹いっぱいになったんです。
ただ物語中盤の影山のオープントスで日向の道が切り開かれるシーンと、物語終盤の黒尾を中心とした音駒の攻撃をあえて崩した作画、それから何よりも、最終盤の研磨視点のあの演出、あの辺はまさしく神がかっていましたね!
研磨の1人称視点になるだけでも鳥肌モンなのに、あの汗に研磨が映るシーンね。本作の鍵は汗ですよね。
と、この辺で作品についての感想は終わろうと思います。エンドクレジット後にもお話があったのがとても良かったですね。蛇はバレー大好きですし、彼女さんめっちゃ良い子だし。
ありがとうお姉様方
最後に、本作ハイキューもそうなのだけれど、女性人気が高い作品ってロングランしやすい傾向にあるんですよね。
昔は女性人気が高い=腐女子氏ねみたいな敵視もしていたんですけど、コンテンツとして成長・成熟していく上で資本力は欠かせません。
素直にありがとうございますお姉様方・・・!と謝意を述べさせていただきながら、本日の投稿を閉じさせていただきます。
今日も8割方女性のお客さんだったものなー。私がお姉様視点で見るなら、山口×月島推しだな。赤葦と木兎さんもとても人気そうですよね。
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