陸軍の所沢飛行学校を卒業、軍を辞めて初の民間人飛行士となったのは、長野県出身の長谷川清登でした
長野県豊科村上鳥羽(現・安曇野市)に1896(明治29)年に生まれ、その後松本市の長谷川家の養子となった長谷川清登は、日本初の民間一等飛行士であり、彼の後援会が作った「笹部飛行場」は、これまた初の民間飛行場となり、日本航空界の黎明期を駆け抜けた人として記憶に値すると思います。
長谷川飛行士は徴兵で1916(大正5)年、東京の近衛騎兵連隊に入営。陸軍の下士官から1920(大正9)年、所沢航空学校に第一期下士官臨時学生として入校。翌年秋に国内初の一等飛行機操縦士試験に合格し