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支援学級での新しい漢字学習法 〜選択式漢字テストで楽しく学ぼう!〜


(ほとんどをChatGPTで校正してます。)
支援学級では、選択式漢字テストに取り組んでいます。この方法は同僚の先生に教えてもらいました。すごく有名な井上先生の記事にも同じ方法が載ってたのでシェアします。私の記事よりこっち見てもらった方がわかりやすいです。笑

この方法には、いくつかの目的があります。

1. 読む力を重視する

 今の時代、ほとんどの中学生がスマホを持っています。文章を書くときにわからない漢字があれば、すぐに調べることが可能です。だからこそ、大人になったときに仕事や生活で必要な漢字を「読む力」を身につけることが重要だと考えます。

2. モチベーションを高める

 通常の漢字テストでは、難しすぎると毎回低得点となり、モチベーションが下がってしまいます。しかし、選択式のテストでは、漢字を読むことさえできれば高得点が取れるので、子どもたちのやる気がアップします。特に原学級の漢字テストが難しい児童には効果的です。

3. 難易度の調整が簡単

 子どもの実態に応じて難易度を調整できる点も選択式テストの大きなメリットです。具体的には後ほど説明します。

4. 音読効果で定着を促す

 テストの準備として、毎日の授業で漢字の範囲を音読させています。音読は予習にもなり、語彙力の向上にも繋がります。支援学級の児童は語彙力が不足していることが多いので、これが非常に役立ちます。また、声に出して読むことで、漢字の定着率が上がり、書く練習にかかる負担も減ります。これにより、子どもたちはよりリラックスして学習に取り組むことができます。

5. 学年相応の漢字に取り組める

 この方法を使えば、現在の学年に合わせた漢字ドリルを使い続けることができます。漢字が書けないからといって、下の学年のドリルを使うことはあまり望ましくないと考えています。というのも、進級するとそのまま漢字の学習がリセットされてしまうからです。

 たとえば、6年生の児童が3年生や4年生の漢字ドリルで学習していると、中学校に進んだときに5年生や6年生で習うべき漢字に出会うことがなくなってしまいます。しかし、この方法では、ほとんどの子どもが読めるようになるので、書けなくても多くの漢字やそれに関連する単語に触れることができます。将来、必ず役立つ力を育てることができるでしょう。


実践方法

 この方法では、漢字ドリルを使います。ドリルに載っている文章の中から10個ずつテストに出題します。カンニング用紙のように、あらかじめランダムに漢字を並べて出題する形式です。10問のテストで約20セットの漢字が出題されますが、準備に5分もかかりません。

上の漢字を例にしてみました。

難易度の調整

難易度を上げる方法として、以下の工夫が考えられます:

  • 漢字をバラバラに配置し、引っ掛け問題を加える

  • 簡単な漢字をあえて書かない

こうなるとほんとにちゃんと覚えてないと書けないですよね。

逆に、難易度を下げる方法も簡単です:

  • 漢字に振り仮名をつける

  • 集中力が続かない子には10問を5問に減らす

  • 漢字の形を覚えられない子には、読み仮名を書くテストに変更する

一気に少なくなりました。

さらに、テスト用紙を大きくして書きやすくするなど、子どもの実態に合わせて柔軟に対応できます。これらの工夫により、毎週のテストで100点に近づけることができます。


まとめ

選択式漢字テストは、子どもたちに多くの漢字と単語に触れさせ、モチベーションを高めます。簡単にカンニング用紙を準備するだけで実践でき、すぐに取り組むことが可能です。ぜひ、この方法を試してみてください。全ての子どもたちが自信を持って漢字を学べるようになるでしょう!

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