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教育の目的とは何か。

どんな目的を持って、日本語教育を行っていますか。

★自分に対する賞賛や評価                      ★属する組織の目標、目的                         ★学習者のニーズやウォンツを満たす


自分に対する賞賛や評価は、モチベーションを上げるために必要です。だれしも、心中では希望しているものでしょう。周囲から褒められれば、やる気もぐんと上がります。しかし、それは教育ではなく、個人的なもの、自己満足であり、「自分の目標」です。

属する組織やチームの目標、目的は、方向性を統一するために必要です。継続的な利益を追求する会社にとって、なくてはならないものです。社員それぞれがバラバラの方向を向いていたら、集団の力は発揮できません。しかし、これも教育ではなく、「会社・チームの目標」です。

学校、会社という狭い社会に浸かっていると、良いことも悪いことも、右へ倣えで伝染していく。様々な情報に惑わされ、教育の目的や目標が道を逸れてしまうことがあります。

自分の評価や、会社のために、学習者のレベルアップを図っていないでしょうか。それは教育の押し付け、学習者へのパワハラになりかねません。少なくとも、教師は、会社の利益を優先させるべきではありません。それは、営業や運営側がおこなうことです。両者を兼ねている場合は、はっきりと線引きしていなければなりません。

教師の土台には常に学習者のニーズやウォンツを満たすということを目的、目標に置いておかなければなりません。100%満たすことはなかなか難しいですが、少しでも%を上げれるような指導を継続的に行っていくことがプロといえるでしょう。




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