②私の家が機能不全家族だったと気づいた日
高3の春、私は絶望した。
前回↓
■父親のスマホに知らない女とラブホ履歴
私が小学3年生の時から、つまり、9年間、父親は不倫していた。
同じ職場の独身女性Kと9年間、肉体関係を持っていた。
詳しくはこちらで話している↓
■裏切られた9年間
思い返せば、家族3人の良い思い出がほとんどない。
幼い頃から、父と母はいつも喧嘩していた。
父と母が同じ部屋に揃うと、空気が悪くて本当に居心地が悪かった。
母親から父親の悪口を聞いて育ったから、私も父親がむしろ好きじゃなかった。
父親は「お前らは俺の金で生きてるんだから」と何度も言っていた。
そのイメージが強い。
他の家庭なんか知らないから、これが普通なんだと思って生きてきた。
でも、友達の親の話を聞いてだんだん気づいてきた。
私の家っておかしいんだ、と。
友達の両親が、結婚記念日だから子供達を置いてディナーを食べに行くんだと聞いた時は耳を疑った。
結婚してから長いのに、そんな恋人のような関係を続けていることに本当に驚いた。
私の両親の話は絶対人に言えなかった。
そんな中、遂に父親の不倫が発覚。
父親のことは好きではなかったけど、やっぱり父親は父親だから裏切られたという思いが強くてショックだった。
そして、不倫発覚後は父親と母親、私の3人で大喧嘩をした。
その中で、とても悲しい事実を知った。
行為中に避妊用のコンドームを着けるのが嫌だったから、避妊に失敗して仕方なく産んで結婚した
娘じゃなくて息子がよかった
初めて両親の本音を知った、そんな高3の春だった。
どうして私の家庭はこんななの。
どうしてこんな苦しい思いしなくちゃいけないの。
結局、親ってこんなもんなんだ。
私の家ってこんなだったんだ。
こんな親の子供に生まれたんだ。
結局、親はただの人間だったんだ。
どうしてこんなやつにおさえつけられてたんだろう。
どうして認められずに育ったんだろう。
1週間は物が喉を通らなかった。
そして今度は人生最大の挫折をすることになる。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?