新情報革命のきっかけとは何か?

新情報革命のきっかけとは何か?

ITがトップ経営陣に対して、情報ではなくデータを供給しているにすぎず、トップ経営陣が必要とする情報を提供できていなかったから。

ドラッカーさん曰く

今日トップ経営陣が手にしているデータは、事業を差別化し競争力をもたらすものは低コストであるという19世紀初めの公理を前提としたものばかりである。

資産の管理やコスト管理は、トップ経営陣の仕事ではない。現場の仕事である。

コスト上の不利が大きければ、事業を損なう。
だが事業を成功させるものは、コストではなく、価値の創造である。

価値の創造に必要なものは、事業の定義、経営戦略、体系的廃棄、イノベーション、利益とシェアのバランスなど、リスクを伴う意思決定である。

 新しい現実に基づく経営戦略である

それらの意思決定こそが、トップ経営陣の仕事である。 しかし、ITはトップ経営陣の仕事には、ほとんどいかなる影響も与えなかった

そして、ITの与えるデータに対するトップ経営陣の不満が、今度の新情報革命の口火を切った。

「明日を支配するもの」ピーター・ドラッカー著、上田惇生訳、ダイヤモンド社出版より引用


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