見出し画像

ドラッカーの「外へでかける」をご存じですか?

外へでかけるとは何か?

外の世界の情報(外部の意味ある情報)を手にするために、自分で、直接出かけて、自分の目で観察することである。

ドラッカー曰く

アイルランド最大のチェーンストアのスーパークイーン

このスーパーの強みは、経営幹部全員が、週2日(1日店、もう1日はライバル店)、本社の外で働くこと。

・店では、カウンターと売り場にたつ。
・ライバル店では、客や店員を観察し、会話を聞き、実際に話かける。

アメリカ最大の病院用品の卸会社

CEO自身が年に4週間、2回に分けて、休暇をとったセールスマンの代役をしている。他の経営幹部にもそうさせている。

・代役は、なぜ他の卸から買っているのかを聞いて、注文は取らなかった。

外の世界についての情報を得る

・市場調査、小集団による自由討論など有効であるが、あくまで自社の製品に焦点を合わせている。客が買うもの、客が関心をもつものに合わせていない。

・自ら客になり、セールスマンになり、患者にならなければならない。 ところが、そうした情報でさえ、現在の客や客たりうる人についての情報にとどまる。

・非営利組織で働くことは、第二の人生の準備として重要なだけではなく、外の世界の情報を得るためにも、同じように重要である。

・外の世界の人たちが、どのように世界を見、行動し、反応し、意思決定をするのかを知ることができる。

・継続学習が、今後重要度を増すに違いないのも、同じ理由からである。(違う背景を持つ人たち一緒に勉強しなければならないから)

最も重要な情報は、外の世界についてのもの

長期的には、仕事をするうえで最も重要な情報は、外の世界についてのものである。(最も体系化がおくれている。)

・正しい行動のための基盤となる。 →生産性を上げることや、自らのマネジメントすることの基盤となる。

・個々の知識労働者が、自らがいかなる情報を必要とし、いかなる情報を人に提供する責任があるかをしらなければならない。

・データの洪水を、仕事のための情報に体系化しなければならない。

ドラッカーで自問自答


自問自答1:外の世界の情報(外部の意味ある情報)を手にしていますか?

自問自答2:自分で、直接出かけて、自分の目で観察していますか?

「明日を支配するもの」ピーター・ドラッカー著、上田惇生訳、ダイヤモンド社出版より引用及び参考

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?