ピーター・ドラッカーの新情報革命をご存知ですか？

ドラッカーの情報戦略を研究するにあたって、ドラッカーの著書「明日を支配するもの」で述べられている新情報革命について調べてみます。

新情報革命とは何か？

情報のコンセプトにかかわる革命であり、情報に焦点を合わせ、情報の意味と目的を問題にし、情報の助けによって行うべき仕事と、それらの仕事を行うべき組織のあり方を明らかにしていくものです。

ドラッカーさん曰く

・新情報革命は、企業で始まり、企業情報をめぐって始まった。

・組織だけでなく、個々の人間にとっての情報の意味を変える。

・技術、ソフトウェア、スピードを争う革命ではない。

・情報のコンセプトにかかわる革命である。

・企業におけるITやMISにおける革命ではない。

・CIO主導によるものでもない。

・会計主導によるものである。

・情報革命は、個々の人間にとっての情報についても起こっている。

・印刷の世界の主導による革命である。

・今度の情報革命が始まったのは、情報産業の人達が、本当に必要な情報を提供でかなかったためである。

・これまでは、ITの中心は技術だった。

・これからの情報革命は、ITのIすなわち情報に焦点を合わせたものになる。

・それは情報の意味と目的を問題にする。

・そこから、情報の助けによって行うべき仕事と、それらの仕事を行うべき組織のあり方が明らかになっていく。

□IT戦略とは違い、情報を活用した仕事と、情報を活用した仕事を行う組織のあり方を明らかにするもののようです。

□IT戦略というより情報戦略、情報戦略というより情報革命、情報革命というより新情報革命ということのようです。

ドラッカーの新情報革命の各項目へのリンク

1、技術から情報へ

2、組織が必要とする情報

3.仕事に必要な情報

「明日を支配するもの」　ドラッカー著、上田惇生訳、ダイヤモンド社出版より引用