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『作楽(さくら)』をはじめとする5代目のモノづくり

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となみ織物5代目が制作する帯や着物のモノづくりを紹介。 その一つシリーズ『作楽』は、『楽しさをつくる。』それをコンセプトにモノづくりをしているシリーズです。今まで帯にはなかった…
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#宝相華文

作楽(Rococo)#19 宝相華文/しぼ織

1,デザイン/宝相華文 宝相華文は、架空の唐草の一種。正倉院にも納められている、この時代最高といってもよい、デザイン。パルメット柄を基本に、インドから唐を経て、天平時代に日本に入ったもの。 仏教装飾にも使われていると蓮華系の一種とも言われ、帯や着物の世界でも、様々なアレンジがなされている文様です。 このRococoとあるのは、18世紀ヨーロッパ(特にフランス ルイ14世の時代)で流行した『ロココ様式』から。繊細で優美で、特にS字形に特徴を持つデザイン、それと日本の古典文

作楽(Nord)#4 作楽宝相華文/千寿錦織

1,正倉院文様の一つ、作楽宝相華文制作した帯を出してきて、デザインはもちろんのこと、一つ一つの色同士の関係性や織組織をみて、やっぱり好きだなぁと思ってしまうのが、この帯。 宝相華文は、架空の唐草の一種。正倉院にも納められている、この時代最高といってもよい、デザイン。パルメット柄を基本に、インドから唐を経て、天平時代に日本に入ったもの。 仏教装飾にも使われていると蓮華系の一種とも言われ、帯や着物のほう様々なアレンジがなされている文様です。 2,織組織は千寿錦織 ちなみに