「親のみとり意見交換会」ご報告
11月3日(祝)親のみとり意見交換会をZOOMで行いました。
8名参加登録いただきましたが2名欠席となり、主催者と合わせて9名で意見交換を行いました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
いただいたアンケートをもとにご報告します。
後半に私自身が感じたことと、次回のお知らせを書いています。
【参加登録のアンケートより】
【終了後のアンケートより】
参加の皆さま全員が、本当に丁寧にアンケートに回答してくださいました。心から感謝いたします。
話の中心は、やはり自宅みとりになりました。
最期の瞬間に立ち会ったことのない人が、これから先は看取る人になります。
自宅で呼吸困難とか吐血とか、強い症状が出たときどうしたらいい?という話もありました。
ですが経験者さんによると、なぜか自宅ではそれほど強い症状が出ることなく、静かに息を引き取ることが多いようです。
たとえば肺がんであっても、自宅では酸素吸入も吸引もせず、穏やかに旅立たれたそうです。
これは通常の入院ではあり得ないことだなぁと驚きました。
“枯れるように死ぬ”
これがいちばんラクな経過で、自宅だからこそ可能になるのだろうと感じました。
万が一のときの親の延命治療をどうするかの話し合いとか、
延命しないためにどうしたらいいかとか、
ひとりっ子が年老いた親2人を見ているのをどうしたらいいかとか、
親戚の介護や看取りをどこまでお世話する?とか、
離れたところに住む親のこと…
徐々に進む認知症のこと…
みとりの問題は一人ひとり、さまざまな状況であることを知りました。
いちばんいいのは兄弟姉妹が力を合わせることだとは思いますが、それもなかなか難しく・・・
そしてこれから先はおひとり様も増えていくでしょう。
私もそのうちのひとりです。汗
たとえ子供がいても、子供に頼らない年の取り方をしないといけないし、もっと言えば税金に頼らない自立した生き方が必要になります。
「おひとり様のコミュニティほしいねー」と、親のみとりの後の話にもなりました。
反省点としては、今回看護師の割合が多くリアルで深い話になってしまいました。
それが一般の方にとっては良かったというご感想もありましたが、専門的で話しづらい雰囲気もあったので、次回からもう少しバランスを考えてご意見伺っていきたいと思います。
次回から参加登録時にご職業をお伺いしますのでご協力ください。
また、皆それぞれに状況が違っていて、どの問題に対して意見を出し合うか難しかったです。
ですが今は、どんなことを不安に感じているのか、どんなことで困っているのか、どんな経験があるのかなど、情報を集めていくことが大切な時期かと思います。
まだまだ安心につながるほどの会になっていませんが、今後も定期開催していきますので、お付き合いいただければ幸いです。
これから3500万人が介護か看取りの状態になっていく。
関わる人は、きっとその倍以上になる。
せっかくインターネットの時代なのだから、みとり中の人も、みとり経験者も、きっとそのうち…と思う人も、
初めてのみとりをみんなで情報交換しながら一緒に越えていきたい。
あなたは一人じゃない。
どんな世の中であれ、みんなで安心を勝ち取っていこう☆彡
★継続開催のお知らせ★
月1回ペースでしばらく続けたいと思っていますので、ご予定が合うとき、よかったらご参加ください。