自己紹介(言葉の色を探す旅へ)
大学生の頃、ある講義で「メラビアンの法則」というものを知りました。
その法則とは人が相手とのコミュニケーションで、どこを軸に話の内容を理解しているかを表したもので、
表情などの資格情報が約55%、声のトーンなどの聴覚情報が約38%、話の内容が約7%というもの。
このことをはじめて知ったとき、私はなんとも悲しい気持ちになりました。
どんなに言葉を覚え、言いたいことを表現すべく言葉を連ねても、たった7%しか人は重視しないのかと。
こんなに国語辞典は分厚いのに、相手に言葉で伝わる内容は薄いのかと。
信じたくない気持ちもありましたが、大学卒業後に勤めた会社で働くなかで、メラビアンの法則の正確さを痛感せざるをえませんでした。
しかしその中でもひとつだけ違和感を覚えるようになったことがありました。
それは、人によって話す言葉に色があるものとないものがあるという気がするというものです。
全くもってうまく表現できませんが、言葉自体に色彩を帯びたオーラがあるといった具合でしょうか。
そしてその色のついた言葉は、話す人自身が言葉を所有することができて初めて生まれるものなのではないかという考えるようになっていきました。
私は小説が好きです。詩が好きです。言葉が好きです。
文章を書く仕事をしたいとずっと思っていました。
けれど歳を重ねるにつれて言葉の重さや複雑さを覚え、どうせ自分にはできないと嘆き、諦めていました。
気がつくと、趣味で書いていた小説や詩も書かなくなってしまいました。
全てが無意味なもののように感じてしまったからです。
しかしこのnoteを知り、いろんな方のおもしろい記事を読んでいくなかで感じました。
言葉をつづることの素晴らしさを。
言葉にはやっぱり色があるということを。
この記事を読んでくださった方の中には、なに言っているんだと感じる人もいると思います。
私自身、そう思っている部分もあります。
これだけ長々と綴っても、自分の言いたいことが全く表現できていない気がするのは、まだまだ私が未熟であるということに他なりません。
このnoteへの投稿は、自分自身の言葉を手にいれるための修行として、駄文を覚悟で投稿していきたいと思います。
広大な言葉の海に飛び込んでいく。
その覚悟を綴ったところで、最初の記事を締めようと思います。
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