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文化とキャリアが交わるところ

コーディネーターのダコスタ 枝理子です。

<略歴>
佐世保市生まれ、長崎市育ち、大学から福岡
会社員3社(福岡2社、海外就職1社)
個人事業主:多文化適応トレーナー、ホフステードCWQ認定アソシエイト

キャリアの変遷を振り返ると
・短期的・長期的視点
・自分の内なる声を聞く
・他者と対話する
このことが鍵になって歩んできたと思います。


私は長崎の佐世保で生まれて、長崎市で育ちました。
小学校からは山と谷の先にきらきらと海が見えて、
今でもその景色をはっきりと覚えています。
キャリアツーリズムの中で、幼少期で覚えている風景の
対話をしたとき、私はこの景色が浮かんできました。
小学校には、海外からビジターが来て
授業に来てくれたり、給食を一緒に食べたり、休み時間遊んだり。
全校生徒でこれを楽しみにしていたことも印象深い思い出の一つです。
そして、長崎は被爆地ということで、世界の中でも
特別な都市だという感覚がありました。

小・中・高校と全部徒歩で通える学校に行き、
かなりのどかな学生生活を送りました。

中国の影響を受けたお祭り、洋館、和洋中が混ざった食文化、港町の長崎。
海外との交わりの足跡が普段の生活環境にありました。

大学選びからスタートした人生設計

私の人生設計は大学選びから始まったと思います。

・国際文化が学べて、交換留学制度が整っている大学。
国際文化を学ぶからには、みずから異文化に身を投じて、
文化の違いに揉まれてみたいという好奇心。

・大学を卒業したら、福岡で何かしら国際的な仕事がしたい。
「何かしら」ということで具体化していなかったけれど、
今につながったので良しとしています!

行きたかったカリフォルニア州立大学サンディエゴ校へ交換留学
3か国のガールズ達とインターナショナルハウスでルームシェア。。。

確かに異文化体験をしましたが、1年という短期間ということもあり、
どこか、学生という共通項で何とかなっていた気分で帰国。
いつか社会人として海外に出たいと考えるきっかけとなりました。

友人からの一言

銀行の外為担当としてキャリアをスタート。
一つ一つ外為業務が出来るようになり、
福岡の中小企業の貿易を支えるという仕事でありながら、
直接自分が海外とのやりとりがないことで、
やりたいものとは違うかもしれないという
自分の内なる声が大きくなってきました。

いつか社会人として海外に出るならば、
30歳までには一度行っておきたい。
大学選びのときからぼんやり考え、
留学後に明確になったこの指標に
向き合う時期がきました。

どうやって?
A:福岡or日本の他都市で海外赴任がある会社に転職し、海外赴任を目指す
B:直接海外就職

Aの実現までには時間がかかりそうなので、B!

Bの試験が迫る中、来年にしようかなと思っていた私。
それをフランスから留学で来日していたアメリカ人の友人に伝えたところ
『チャンスを後回しにして、今年は出来ないなんて絶対言わないで。』
と真顔で言われました。

仲良しの友人にどきっとすることを言われ、目を覚まして
数カ月に及ぶ試験にその年に挑み、海外就職が決まりました。


緑豊かなキャンベラ これが中心部方向の眺め!

十数年後の今の仕事をするきっかけを作った海外での2年の就労体験

オーストラリアキャンベラでの仕事では予想どおり、
学生の時よりも更に異文化に揉まれる経験をしました。

問題が起こった時に、子供ではないのだからと逐一
伝えないで見守っていると、状況は変わらない。

ルールを作ったところで、ルールを守るというのは日本の当たり前。
ルールの効果を発揮させるためにはコツが要ります。

リーダー経験がないまま、現地職員数名のリーダーをすることに
なったことも重なり、毎日試行錯誤の日々でした。

でも、この経験が今の仕事、多文化適応のトレーナーの仕事を目指す
きっかけとなりました。

そして、つらいことだけではなく、
多文化組織でチームワークが発揮できたときの嬉しさや
ワークライフバランスを保つ生き方に触れたことなど、
プラス面もたくさんありました。

短期的戦略から長期的戦略の今へ

オーストラリアでは言語がどうにかなっても、
仕事がスムーズにいくとは限らないことを自ら体験しました。
でも、多文化適応のトレーナーとしては
3年の海外経験では足りないのではと自分に問いかけました。
結果、今度は日本で外国籍の方と仕事をしてみたいという
新たな目標ができました。

大学選びと海外就職の短期的に結果を得る戦略と違って、
多文化適応のトレーナーをするようになるまでは、長期戦の構えです。

全国展開で企業研修を行っている会社の福岡支店に就職し
新たな国々の方と一緒に働く機会に恵まれ
日本で働く外国籍の方の目線からの学びを得ました。

この期間、国際結婚・出産・子育ても加わりました。

結婚したら仕事辞める!子供ができたら仕事辞める!
と言っていた私が、出張ばかりの夫と
2人の子供を育てることが出来ているのは
本当に職場、私生活の周りの方のおかげです。

ネクストステップ

子供は大きくなり、子供が自分で出来ることも多くなる半面
親の役割はお世話中心から、リーダー、サポーター、仲間と
多面的な存在になることに気づきだしました。

同時に、
・多文化適応トレーナーへ向けて更なる一歩を踏み出さないのか
・多文化適応のトレーナーはライフワークとなりそうな予感
・更に柔軟な仕事の仕方はないか

これらの内なる声をひろい、自分で問いかけ続け、
夫やディープなキャリアの話をする友人とも話し、
企業研修の会社を8年半程経過したところで退職し
個人事業主となりました。

転身してどうか聞かれることがありますが、
この仕事が大好きで、一歩踏み出してよかったと心から思います。

トレーナー、ファシリテーター、コンサルタント、お悩みの相談相手
いろいろとあり方を変えながら、
・文化の違いで人が離れ離れにならないように
・多文化組織のパフォーマンスが上がり、この組織がいい!

と思う人が増えるように。
私も進化していきたいと思います。

南アフリカのサファリにて。旅は私の人生の大事な要素。

多文化適応とキャリアツーリズムが交差するところとは?

違うバックグラウンドの人と、どんな方法を使ったら
共に目標を達成できるのかを考え進んでいくスキルは
希望するキャリアを達成するためにはこの選択肢、あの選択肢
どう使っていこう?という思考に通じるところがあります。

国の文化の違いではなく、所属する集団(例えば、企業・団体・学校)
でも文化の違いがあります。
これまでと違う業界や違う規模感の会社を目指すという方は、
どう適応するのか文化面からも備えることができます。

キャリアツーリズムを通して

キャリアツーリズムという非日常の時間・空間で、
参加くださる方の「内なる声が聞こえやすい場」を
つくることができたらいいなという想いでやっています。

また、キャリアツーリズムコーディネーターの前では
いつもの常識を敢えて置いておき、内なる声を
えいっとアウトプットできると思っていただけるような
コーディネーターでいたいです。

みなさんもお読みいただきながら、ご自身のキャリアの変遷を
棚卸に近い感覚で振り返っていらっしゃったのではないでしょうか。
是非お聞きしたいです!

最後までお読み下さり、ありがとうございました。
次のコーディネーターに続きます!

====お知らせ====

弊社せんのみなとは2024年5月2日㈭にキャリアツーリズム®福岡の街歩きプログラムを実施いたします。それに先駆けてキャリア開発プログラム(1か月を予定)を4月半ばより開始いたします。
2021年3月の創業以来、千葉県香取市の古民家のプログラムを皮切りに、和歌山県の熊野古道、宮城県の南三陸と「非日常体験で行うキャリアプログラム」を広げてきました。
・自分らしい転職を成功させた人
・起業の道を選び自信をもって日々を過ごしている人
・現職にやりがいや楽しみを見出し日常が非日常になった人
など多くの人が輩出されてきました。
皆様、共通していたことは「今回こそは…」と一歩前に進むためにキャリアツーリズム®を活用してくださったことです。

旅の終わりは、自分らしい人生の始まり

4月半ば開始のプログラムも自分らしい人生の始まりとなる、旅の終わり(福岡の街歩きプログラム)をご用意いたします。

続報を随時出していきますので是非noteのフォローをお願いいたしますm(_ _)m

<想定スケジュール>

3月下旬プログラム参加者募集開始
  ↓
4月17日㈮プログラム配信開始
※キックオフ会は4月15日㈬夜を予定
  ↓
4/17-5/1オンラインテキストプログラムの受講
  ↓
5月2日㈭キャリアツーリズム®福岡 街歩きプログラムへの参加
  ↓
5/3-5/23オンラインテキストプログラムの受講

上記スケジュールを予定しておりますが、変更の際は随時こちらにてお知らせいたします。本来2ヵ月かけて自分らしい軸を探すプログラムですがGWに合わせて短期間バージョンで実施いたします。9月からは新しい環境で…という方に短期間で自分らしい軸を見つけ、行動していく方法をお届けします。

コーディネーター「Eriko」のフォローも是非よろしくお願いします🎤🎉


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