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「熊野」、それは日本人の精神性の原点である

せんのみなとの高崎です。キャリアツーリズムという旅をしながらキャリアをつくるプログラムを開発・提供しています。

突然ですが、和歌山県に行ったことはありますか?
つい先日友人に聞いたら、何地方だっけ?と言われました。悲しい…!
和歌山県は2021年の「都道府県魅力度ランキング」で総合1位に選ばれ、海外からも注目が高まっています。なんと観光エリアに羽田から飛行機が出ていたりと、東京からも1時間ちょっとで行けてしまいます。

せんのみなとでは長らく和歌山でキャリアツーリズムをやろうと話を進めてきまして、ついに5/20〜5/22の3日間でモニターツアーを実施しました。
本日はそのレポートを書かせていただきます!※企画記事はこちら

2泊3日で運営側もがっつり参加

せんのみなとは『体験と会話で生業の可能性を拡げ、「ここにいて良かった」と誇れる人、社会を共創する』ことをパーパスとしています。
そして熊野では、自分の「生き方」を見つめ直すことができるプログラムを目指しました。

◆体験:キャリアワークショップ・内省・森林効果・熊野古道歩き・自然・温泉・ゲストハウス
◆会話:価値観の言語化と共有・語り部さんとのお話・移動時間の会話セッション・食事
+知識で拡げる:現代のキャリアのつくり方・森林浴の効果・熊野の知識

キャリアツーリズム熊野では、和歌山県の南部が舞台となっています。
海・山・温泉・魚と、旅行好きにもたまらないエリアではないでしょうか。

キャリアツーリズム熊野が分かるレポート動画をつくりました!

非日常で豊かな生き方を実践している方々と時間を共にし、自分の生き方を見直す。普段と違う空気を感じ、普段は話さないような大切な価値観を言語化し、身体と心と頭をすべて動かしながら越境体験をしていきます。
自分の考え方が変わらない方がおかしいくらいの体験です。

最初のキャリアパートでは、自分が大切にしている価値観を元にした自己紹介をテーマにしました。カードを使いながら、ゲーム形式で自分と相手の価値観に触れていきます。
この空間でやるからこそ、本音の自分に触れることができます。自分が本当に何を大切にしているのか、軸を言葉にすることで、1日目の夜からの過ごし方がぐんと変わってきます。
古道の歴史と森林の効果についてのインプットがあり、明日をどんな時間にするかを考えます。

海の綺麗さに皆が驚く

そして2日目はメインの熊野古道。神道と仏教が融合する日本で一番霊験あらたかな場所と言われています。全長1,000km、熊野の神様を目指して複数のルートがあり、どれも長く険しい道のり。1000年の時を、身分も考えも異なる人たちが奇跡をつくり、多くの方の手によって大切にされ、今も歩くことができています。
そんな熊野古道、2004年に世界で2つしかない道の世界遺産の1つとして登録されました。多くの人が「蘇り」を求め歩いてきた道には、深い歴史と、豊かな自然があります。
熊野詣をする人は「先達」と呼ばれる人に道中案内をしてもらっていたそうで、今も語り部さんがいらっしゃいます。

森林効果抜群

熊野古道のような素晴らしい歴史の積み重ねが、後世に引き継がれていくために大切なことは何でしょう?
自然も生物も習慣も、決して当たり前にあるものではありません。
今回初めて語り部さんと熊野古道を歩き、見える景色も感じることも、全く新しいものとなりました。

ちなみに…話しながら歩いていたのでかなり良い運動です!(笑)
那智の滝の漲るパワーに達成感、壮大な美しさで、これはまた来ないとなぁと思わされます。2日目の夜温泉に入りながら、自分自身も何を大切にしていきたいかを改めて言語化することができました。

3日目お楽しみの島

最終日。今日が本番だったのか!?と思わされる自然と触れ合い、非日常と日常の境目が溶けていくような感覚を覚えました。


キャリアツーリズムで今ある日本の魅力を活かし・体験し合い、新たな価値を見出すことで、全員が豊かになれる循環をつくっていきたいです。
モニターとして参加くださった方、シェアしていただいた皆さま、本当にありがとうございました!

次回個人の方向けのプログラムは10月を予定しています。
気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください!
https://sennominato.com/form/

参加された方の感想

自分自身の振り返りや、いろんな経験をされ豊かな人生を歩んできた方と話せたのがよかったです!もっと自分に素直な生き方もいいなと思いました。

今までの人生の中でも特別濃ゆい3日間でした!

自分自身が今何を大事にしたいのか、輪郭がはっきりしてきました。また、今起きている/過去に起きた物事を話すことでポジティブに捉えられるようになり、自己効力感が上がった気がします。

いろんなことを話せたり、熊野古道を会話しながら行けたのがよかったと思います。一人で黙々と歩くだけだったら大変だったと思います。

話すことで頭の中が整理されたり、他の方の価値観を聞くことで、新しい考え方に触れてまた内省するきっかけになったりしたので。ひとりだけでの内省や、一対一での対話では得られない気付きがありました。

協同でプログラム開発している方のご紹介

▶株式会社Lacoma 代表取締役 高柳 沙月
ワークショップ及び宿泊先はLacomaさん。運営の高柳さんは、大阪から和歌山へ移住された方です。
「人や自然との繋がりを通して、何か大切なきっかけをつかめますように」
そんな思いから、古座川町でのリトリートツアーやすさみ町での中長期滞在向けのゲストハウス、オンラインでのマインドフルネス教室などを運営されています。ここでの会話や空間体験だけでも、心が癒されるはず。

▶村上裕美子さん
埼玉と和歌山で二拠点生活をするせんのみなとクルー。ローカル×キャリア×ブラジルと活動軸を越境しながら、自然と共に生きる新しい働き方を実践されています。和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドの運営会社にて、サスティナビリティや地域連携領域の新規事業企画にも従事されています!

▶ちかさん
熊野古道語り部、ネイチャーガイド。地域で暮らし続ける住民として、熊野の奥深い自然と歴史を五感で感じられるような語りを目指されているそうです。生の情報がぐんぐん入ってきて、地球を頭と心で感じることができました。ネイチャーガイドは最先端の職種だと確信しました。


株式会社せんのみなと

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