社員面談(育成
年に数回(1回は必ず)面談をしています。
私から見たその社員の良いと思うところを伝える場として、使っています。(改善して欲しいことを伝えることもありますが基本は、自分の好きなところ得意とするところを見つけて自信につながるようにする)
この面談では涙されることが殆どです。
それだけ皆、上司含め周りに分かって欲しい、認められたい気持ちが強いものだと感じています。
自己肯定感を高く持てるようになることが全て良く回ることに繋がると思っているので、そのような面談の内容にすることにしました。(数年前は、注意やこちらからの要望を伝えることが多かった)
自分の好きなところ、ちゃんと言える?と聞くと
答えられる人は少ないです(謙遜含め)
見つからない?こんなに良いところがあるのにね、とその場で書き出して見せると改善点が多い社員ほど涙します。
やりたいけどできない、できなくて妬みだったり孤独を感じていることもあると考えています。
今日、取り上げる社員は先輩から教えられたときに「わかってるんですけど」「やってるんですけど」というのが口癖で先に出るので
指導しづらいとリーダーから相談があった社員です。
中途入職して間もなかったので、フォローアップも含めて面談をしました。
自分の好きなところ、言えませんでした。
カッコ書きは、改善が必要だと思う目線での文字で本人には伝えていません。
・率先して動こうとする(良く話を聞かずに動く
・明るい(私語多め
・周りを良く見ている(顔色を伺うので過去に何かあったかな?と感じる
・挑戦しようとする
・やりきろうとする(早く終わらせようとするので穴は多め
これだけ頑張っているのを見ているよ。
とても頑張って気を張っているけど、気を張っていないといけないことがあったのかな?
わからないって言えない環境で頑張っていたの?
実はね、先輩から指導してもらってる時にすかさず「◯◯ですよね〜」と遮ったり「あ、やってるんですけど〜」と言っていたのが気になってね。
覚えてるかな?と聞くと
彼女は覚えてはいませんでしたが、隙を見せないようにしないといけないことがあったの?と聞くと
彼女は泣き出しました。
前職が、人間関係がギスギスしていて雑用や仕事量考えずに振られていて私の存在は何なのだろう?と思っていた。その為に離職した、ということでした。
確かに目立つタイプなので、されやすいかもしれない。とは思いました。
ここでは、分からないということをバカにする人はいない。知りたい、資料があれば欲しいと言うことは我儘ではない。
自分の年齢と経験が合わないと思わずに、そこはひたすら努力して知識を得るしかない。
(調べもせずに、分からないと言うな!という思いはありますが、それを言うと知ったかぶりが直らないのでここでは言及せず)
あなたは、調べて自分の経験にできる力があるのだから、今の良いところに加えていこう。と終わりました。
早速彼女は、あれはありますか?これは?と沢山聞いてきましたが、やる気を出したのかなということで私が読んでいる本や、資料を渡しました。
あったらやれたのに〜というような発言もしていましたが、その根底から変わるのは早々ないので徐々にと思いながら
まずは、資料が欲しいと言ったことを素晴らしいね、素敵だね、と伝えました。