美容院に行っても、ネイルサロンに行っても、おおよその方向性こそ伝えるものの、
細かいこだわりは特になし。
服も、好きなのは45RだとかMHLだとか、好きなブランドこそありつつも、
これでないとダメ、というほどでもない。
こうして書いていると、自分の見た目のことよりも、まだ、
調味料などに関してのこだわりの方が強いかもしれない。
醤油もポン酢も麺つゆも、生活クラブのもの以外のものはあまり買う気がしない。
安心で、美味しくて、そういうものを口にしていたい。
ただ、この調味料へのこだわり以上に、どうしても譲れないものがあるとしたら、
やはりセンジュ出版刊行の書籍だろう。
ここ数年は何度も、このこだわりを揺さぶる相談があった。
「きっと売れるだろうな」
という企画の相談をいくつかいただいたのだ。
でも、
声にピンと来なかった。
または、
5年後も同じように届けられるか疑問だった。
など、自分のこだわりからすると刊行に対して首を縦に振れず、
断ることも多かった。
経営者としてはそれでいいのかよくわからない。
ただ、自分に課した約束を破ることをせず、ここまで何とか来ることができた。
質問への回答にはこう書いた。
こだわっていることはほとんどありませんが、たった一つだけ、
センジュ出版の刊行書籍にはこだわっているかもしれません。
どんな著者がどうやって書くのか。
それは、5年後、10年後、50年後も古くならない、普遍的な内容か。
そして、その著者の声に嘘がないと感じられるか。
これに関しては妥協できないし、諦められないし、誤魔化すことができない。
いつまでこだわり続けることができるのかさっぱりわかりません。
でも、この出版社を必要としてくれる人がいてくださる限りは、
このこだわりに対する自分なりの約束を守り続けていければと思います。
こだわり続ける、というより、こだわり続けさせてもらえるかどうか。
センジュ出版のこだわりを、必要としてくれる人が、これからもいるかどうか。
この約束を果たし続けることができるかどうかは、
そのことと深くつながっていると思っている。
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#今日の (正確に言うと昨日の)一冊
#こだわらないとらわれないもう 、悩まない。
#宇佐美百合子
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