自己満足に生きる
断捨離のやましたひでこさんは、「片づけをしてスッキリくらしましょう」ではなく「ご機嫌でいましょう」とおっしゃっています。片づけは、自分で自分をご機嫌にするための手段ということ。
幸せって何だろう?と思うとき、やっぱり自分が幸せだと感じること。他人から羨ましがられたり、お金や地位があったりする外的要因ではないでしょう。
自分の心という内的要因が本当の幸せ。それはつまり、自己満足だと私は思うのです。
自己満足じゃダメなの?
私のジコマンはこんな感じ。
◆自分で美味しいものを作り、「んーーおいしい!」と言って食べる。
◆部屋をキレイにして、「あーさっぱりした!」と言ってソファに寝転がって録画しておいたドラマを見る。
◆原稿を書き終え「あー終わった!」と言ってケーキを買ってきてお祝いをする。息子と夫にもおすそ分け。
自分を満たす自己満足。そんな瞬間に「幸せ」を心から感じます。
人の役に立つことも喜び
誰かが喜んでくれることが、自分の喜び。私にもそんな時があります。
◆美味しい!と言って家族がご飯を食べる時。
◆原稿を納品して「ありがとうございます。よかった」と言われる時。
◆困っている友達の話を聞いてあげて、「ありがとう 助かった」と言われる時。
目の前の人に喜んでもらえることは、もしかしたら自己満足よりも大きな喜びかもしれません。
利他の精神
利他は、自分を犠牲にしてでも他人のために尽くすこと。無償の愛で誰かの役に立つことです。
返報性の法則とか、いずれは自分へ返ってくると思っていれば、それは利他とは言えません。自己犠牲ではなく、利己という計算高い考えです。
シャンパンタワーのように
自分を喜ばせることも、他人を喜ばせることも、何を喜びとし幸せを感じるかは、全て自分次第。
自分を喜ばせてご機嫌でいれば家族は喜ぶし、自分を喜ばせてエネルギーが湧いてあふれれれば、いい仕事ができるでしょう。
シャンパンタワーのように、あふれたシャンパンが回りへと注がれていくのです。
自分が満たされていなければ、「誰か、私のグラスを満たしてー」と、クレクレ聖人やかまってちゃんになってしまいます。
自分のグラスは自分で満たす、つまり自己満足が大切。やましたひでこさんの言われる、自分で自分をご機嫌にすることです。
「満足だった。ありがとう」と周りに言って逝けば、残された人たちも喜んでくれるでしょう。