介護サービスって何があるの? 種類や特徴を初めての方でもわかりやすく解説
こんにちは!
今回は介護サービスについてお話していきます。
介護サービスって何?
介護サービスとは、公的介護保険で受けられるサービスを指し、40歳以上の方が対象になります。39歳以下の方は介護保険を利用することはできませんが、障がい者向けの総合支援サービスを受けることができます。
介護サービスには
居宅サービス
施設サービス
地域密着型サービス
といった3つの種類があります。
居宅サービスとは
在宅介護を受ける中で使用できるサービスです。
居宅サービスの中でも下記のようなたくさんの種類があります。
職員が自宅へ訪問して行われるサービス
訪問介護
訪問看護
訪問入浴介助
訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
自宅から施設へ通って受けるサービス
通所介護
通所リハビリテーション
自宅から一時的に施設に入所して行われるサービス
短期入所生活介護
短期入所療養介護
その他のサービス
特定施設入居者生活介護
福祉用具貸与
特定福祉用具販売
在宅改修費支給
それぞれどんなサービスが受けられるのか、説明していきます。
居宅サービスってどんなことをしてくれるの?
自宅で受けられるサービス
訪問介護では、ヘルパーさんが自宅に訪問し、食事の準備や掃除、洗濯、日常生活に必要な買い物、入浴や排泄のお手伝いをしてくれます。
訪問看護では、看護師や保健師が自宅に訪問し、医療的ケアのお手伝いをしてくれます。
訪問入浴介助は、寝たきりなどで自力や訪問介護での入浴が困難な場合に、自宅にある浴槽ではなく専用の浴槽を自宅に持ち込み、入浴のお手伝いをしてくれます。
訪問リハビリテーションでは、機能訓練指導員(リハビリ専門の療法士)が自宅に訪問し、リハビリを行ってくれます。
居宅療法管理指導では、通院が困難な患者様に対して、必要な医療スタッフが療養上の指導や管理を行ってくれます。
自宅から通って受けられるサービス
通所介護(デイサービス)では、介護施設に通って、食事や排泄、入浴などの援助を受けたり、レクリエーション活動に参加することができます。
通所リハビリテーション(デイケア)では、介護施設や病院・診療所に通って、リハビリを受けることができます。
一時的に自宅から施設に入所して受けられるサービス
ショートステイと呼ばれることも多く、短期入所生活介護、短期入所療養介護ともに、一時的に特別養護老人ホームなどの介護施設に入所できるサービスです。
2つの違いは、短期入所生活介護が日常生活の援助が中心になるのに対し、短期入所療養介護では医療ケアや機能訓練(リハビリ)が受けられる点になります。
その他のサービス
特定施設入居者生活介護では、都道府県知事の指定を受け特定の運営基準を満たした有料老人ホーム・養護老人ホームなどの施設に入居して受けるサービスです。これは入居している施設が患者様の自宅とみなされるため、詳細については割愛します。
福祉用具貸与とは、必要な福祉用具を貸与してくれるサービスです。貸与してもらえる用具は「車いす・車いす付属品」「特殊寝台・特殊寝台付属品・床ずれ予防用具・体位変換器」「手すり・スロープ」「歩行器・歩行補助杖・移乗用リフト」「認知症老人徘徊感知機器」「自動排泄処理装置」となります。
難しい言葉で書かれている物も多いですが、電動ベッドや床ずれしにくいマットレス、身体を支えるための枕、徘徊を感知し教えてくれるセンサー、横になったまま排泄したときに尿や便を吸引してくれる装置などを指しています。移乗用リフトとは、車いすに乗ったままやリフトの座面に座って、移動することができるリフトです。
特定福祉用具販売とは、入浴や排泄に使用される福祉用具を購入することができるサービスです。
何が借りられて、何を購入する必要があるかは、患者様の状態に合わせてケアマネージャーさんと相談していきましょう。
住宅改修費支給とは、限度額20万円の中で患者様に必要な住宅改修を行った費用の一部が支給されるサービスです。
手すりを付けたり、便器を和式から洋式へ変更したり、床材を張り替えたりなどの工事で、改修が必要と認められた場合に支給されます。こちらも、ケアマネージャーさんと相談しながら、必要な改修内容を決定してきましょう。
施設サービスとは
施設サービスとは、「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」「介護医療院」に入所している患者様が受けられるサービスです。
自宅での介護が困難な場合は、施設サービスを検討しましょう。
地域密着型サービスとは
市区町村が指定した介護事業者によって受けられるサービスです。
サービスの内容は居宅サービスと大きく変わりませんが、居宅サービスでは都道府県が介護事業者の指定するのに対し、地域密着型サービスでは市区町村が業者を指定します。
その地域に住民票がある患者様が利用でき、地域ごとにサービス基準や介護報酬が異なるため、より柔軟なサービスを受けられます。介護事業者がカバーする範囲が居宅サービスよりも小さくなるため、より地域に密着した対応ができることがメリットです。
今回は介護サービスの種類についてお話してきました。
たくさんの種類があり、自分の家族は何をしてもらえるのか、どんなサービスが使用できるのか分からなくなってしまいますよね。
患者様の状態や、介護する人数・介護できる時間などによっても必要なサービスは異なってきます。要介護認定を受けて、担当のケアマネージャーさんと介護度が決まったら、ケアマネージャーさんと相談しながら患者様に必要なサービスを決めていきましょう。
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