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生きる目的とじっくり向かい合った、とある1日

けんすけです。

60歳で定年を迎え、ビジネスで起業しました。

ビジネスをしていると、
具体的なノウハウ以外にも、
メンタル面の重要さを思い知らされます。

メンタル、つまり心の持ちようのことですが、
それ次第で人生はいかようにも転がります。

心の問題は、ビジネスという狭い範囲に縛られない、
普遍的な問題ですね。


よく「生きている意味がわからない」などという声を聴きます。

生きる意味、つまり生きる目的のことですね。

あなたは、何のために生き、
日々をつむいでいるのでしょうか。

心からやりたいことがあって、
毎日それに没頭できているのであれば、
「何のために生きているのか」
なんて恐らく考えません。

日々、充実しているので、
毎日の生活が生きる目的になり、
それを疑うことはしないでしょう。

やりたいことができていない、
又はやりたいことが見つからない、
という場合に、生きる目的を見失いがちです。


話は変わりますが、
私は若い頃芝居にはまっていました。

大学時代に芝居と出会い、
卒業後、就職もせず、
10年くらい芝居中心の生活をしていました。

その頃は、
「創作活動が自分のライフワークだ」
と公言していましたし、そう信じていました。

その後芝居の世界から離れ、
普通に働くようになってからも、
その信念だけは変わらなかったんですね。

今の仕事はライフワークとは違う、

いつか創作活動を再開する時までのつなぎだ、

そんな思いが頭から離れませんでした。


そうして20年以上が過ぎ、
定年を迎えました。

光陰矢の如しとは、よく言ったものです。

私の後半生は、ライフワークから離れた場所にありました。


その反省をふまえ、
今、自分の人生を振り返って思うのは、
「人生は1日1日の積み重ねに過ぎない」
ということです。

長寿時代となって、つい、人生を70年とか80年とかいう単位で考えがちですが、目を向けるべきは「1日」です。

あなたは、昨日1日、どう生きましたか。

今日1日、どのように過ごす予定でしょうか。

5年先、10年先のことは漠然としていても、
今日、明日のことなら明確にイメージできますよね。

今日、この1日の中に、
人生の目的がないように感じているのであれば、
この先も見つかることはないでしょう。

私が創作活動をライフワークとし、
目の前に仕事に生きる目的を感じないまま、
後半生を生きてきたように、
今日の延長線上に20年後のあなたがいます。


あなたの今の生活は、
あなたが選び取り、作り上げてきたものです。

生きる目的は、今日という1日の中に、
必ず潜んでいます。

5年後、10年後の、漠然とした目的に捕らわれる前に、
今日を大事にして、
今日の中に生きる目的を探すべきです。

今日に誇りを持ち、
充実した時間を過ごすことが、
5年後の目標を手繰り寄せることにもつながります。

生きる目的は、
どこか遠くにあるのではなく、
実にはっきりした形で、今目の前にあるものです。


私は今ビジネスに取り組んでいて、
ビジネスは創作活動とは違いますが、
その中にも生きる目的を見出しています。

そういうメンタルを手にできたことも、
ビジネスによる成果のひとつです。


今は朝の6時半です。

週末で仕事のないので、
1日自由に使えます。

今日1日が人生だ!
くらいの気持ちで、
悔いのない時間を過ごしたいものです。


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