社会人こそ「よく遊べ」~ 遊びから生まれる「よい仕事」の話~
けんすけです。
「学ぶ」と「遊ぶ」は、
車の両輪であり、お互い補完しあう関係です。
よく「学び」ばかりが強調され、
「遊び」を積極的に勧める声はあまり聞きませんが、
この2つは両立させることが望ましい。
日本人の大人の平均の学習時間は、
6分だという記事を読みました。
これが本当なら、両立以前に、
「もっと勉強しろよ」
という話ですね。
ただ、この数字は、
「学ぶ」という言葉の意味を狭く捉えた結果ではないかと。
仕事から帰って、机に向かい、本を開いて勉強する。
そんな受験勉強のような姿をイメージしているなら、
6分という数字も頷けます。
大抵の人は、疲れて、本を開く気にならないでしょうから。
大人の「学び」は仕事と共にあります。
別に本業と全く別の「何か」に取り組む必要はありません。
仕事のスキルを上げ、業績を上げるための努力が「学び」です。
多くの人は、業務時間内に、存分に学んでいるはずです。
しかしながら「学び」は頻繁に行き詰ります。
新規事業・新規商品を任されたが、
アイデアが出ない。
何か問題が持ち上がったが、
打開策が見つからない。
大人なら誰もが経験することです。
資料を集め読み込んでも、
詳しい人を探して意見を聞いても、
(ちなみなこれが「学ぶ」ということですね)
答えにたどり着けない。
今まで実践してきた仕事のやり方では、
通用しないとなった時、
あなたならどうしますか?
私の場合、一旦その事から離れるようにしています。
もうアイデアは出尽くしていますので、
それ以上よい考えは出そうにありません。
そういう時は、全てを忘れる。
別のことに熱中して、脳をリフレッシュします。
これが「遊ぶ」ということです。
熱中する何かは、
仕事とは無関係のものの方がいい。
特にスポーツなど、体を動かす系のものは、
リフレッシュ効果が高いようです。
遊んでいる時は、
もちろん遊びのことだけ考えているのですが、
遊び終わった、ふとした瞬間に、
新しいアイデアが閃くことがあります。
私はフィットネスジムに通っています。
バーベルを上げている時は全てを忘れ、
持ち上げることに集中します。
何かが閃くのは、ジムからの帰り道です。
この新しいアイデアが、問題を打開する鍵になります。
脳細胞は、何か新たなことを学習すると、
今まで離れていた細胞同士がつながるそうです。
繰り返し学ぶと、細胞をつなぐパイプが太くなります。
これが「身に付ける」ということです。
大人は、いろいろなことを「身に付けて」いますので、
脳の各所に、いろいろな「つながり」を持っているはずです。
日々の仕事に関する「つながり」だけでは解決しない問題が、
別の「つながり」と連携することで新たな道が開く。
「行き詰る」というのは、
ある特定の脳細胞の「つながり」の間だけを、
行き来している状態です。
別のグループの情報とつなげ、
新しい視点、新しいアイデアを得るためには、
全てを忘れ「遊び」に熱中することです。
どの「遊び」でリフレッシュできるかは
人それぞれですね。
運動、音楽、ゲームなどなど。
サウナなど、入浴施設でよく閃く、
という人もいます。
自分なりの「遊び」を見つけ、
仕事で行き詰った時は、
積極的に遊んでみてはいかがでしょう。
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