見出し画像

思考をモノとして見る

私たちは普段自分一人で考え行動していると思われがちですが、
じつはもう一人のマインドという別の存在がいることに気づきにくいと思います。
かりに自分ともう一人の人と話していたら、自分とマインド、相手と相手のマインドとで4人で話している時もあるとも言えます。

このマインドというのがクセ者で、あらゆる評価、判断、推測、断定などを司ると思えば、
他方で不安、正当化、比較、強制、逡巡、自己批判、状況の悲観的見方、
気分の変動同化など、いわば不安要素の方に振り切れがちな
人間の何千年来の本能的な防衛自衛手段から、
マインドはほぼ自動的に常に私たちに語り続けもします。

マインドが発するこれらの負の思考傾向にとらえられていると、
人はけっして最高の人生は歩めません。

思考内容が真実か否かより、それは自分らしい有意義な最高の人生を歩むことにとって、
有益で有効かどうかを見極める意識が大切です。

多くの思考は言葉、思考回路、概念、判断、音声などによる集合体にすぎません。

これらマインドが生み出す負の思考と同化するのではなく、
あくまでも言葉や概念や音声としてのモノとして突き放して観察する、
思考との非同一化の練習をすることが、
自己自在感を生み有益で最高の人生を歩む必要不可欠なことだと認識したいものです。

いいなと思ったら応援しよう!