【東京혼영】잠(眠り/Sleep)
ソウル、釜山、あるいは日本公開中の韓国映画鑑賞レビューです。
혼영:ぼっち映画を意味する韓国語の短縮系
昨秋、釜山で観たこの映画。この週末日本でも公開されたので観てきた!
あのときは・・・イ・ソンギュンがこの世からいなくなるなんて・・・だれが想像しただろう・・・
キャスト&あらすじ
メインはチョン・ユミ、イ・ソンギュン。
出産間近のスジン(チョン・ユミ)、ヒョンス(イ・ソンギュン)はどこにでもいる幸せな新婚カップル。ある晩、ヒョンスのつぶやいたひとこと「누가 들어왔어・・・」。ヒョンスの狂気をはらんだ言動を契機に始まる夫婦の葛藤と衝撃のラスト・・・
どうだったよ?
ヒョンスの異常睡眠行動から始まるこの映画。最初は睡眠クリニックでレム睡眠行動障害?みたいな診断を受けるんだけど改善どころか悪くなる。
さらにスジン母が連れてきたムーダン(韓国映画あるある)によると「スジンの因縁の男がヒョンスに憑りついているせいだ」と。
そこからスジンがおかしな方向に変貌していきます。むしろそっちが狂気で意味わかんなくなるというサスペンス。小説のように章仕立てでストーリーは進み、なにかに憑りつかれたようなチョン・ユミの演技がよかった。
そして終わり方。前回釜山で観たときもわからなかったんだけど、結局どうなったの?て。イ・ソンギュンがインタビューで答えていたのは、いくつかのテイクで撮ってエピローグ的なのも撮ったけど最終的に監督が曖昧に処理したんだと。
イ・ソンギュンは映画だけで4回?もチョン・ユミと共演してるのみると相性いいんだろうな。「잠」以前にもバラエティ「여름방학」でも共演。
改めて思うこと・・・イ・ソンギュンいい声してるよなあ。
女優チョン・ユミとは・・・
チョン・ユミはこの映画で第44回青龍映画賞の女優主演賞を受賞。この子はホンマの竜になった。
最初に彼女を見たのはこのドラマだったか ↓
篠原涼子の「ハケンの品格」のリメイク、「직장의 신(職場の神/オフィスの女王)」2013年。日本版でいう森ちゃん(加藤あい)の立ち位置で、あか抜けない新人契約職(日本でいう派遣社員)役。もともとこのドラマの主役のキム・ヘスが好きで観たけど、ぎゃくにチョン・ユミのファンになった。
彼女、受賞時コメントで「10年前にキム・ヘス先輩に会ってなければいまも女優やってるかわからない」って言ってて出会いはこのドラマだと思うんだけど、それを聞くキム・ヘス先輩も感動の面持ち。
ドラマでもキム・ヘスは「ミス・キム先輩!」って呼ばれてたけど、ホントに先輩なんだねえ。どっちもいい女優だ。
キム・ヘスは青龍映画賞のMCを30年間務めたことでも有名だけど、このとき彼女も「밀수」で女優主演賞ノミネートされてたのね。
ユ・アイン、チョン・ユミ主演の「カンチョリ」ロケ地見に行った話。
きょうはここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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