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Senhiro
2020年8月6日 00:07
暑い。さっきから太陽が私のうなじを攻撃している。バイトの面談の帰り道。山一つ超えてもなおこの旅路が終わることはない。帽子を持ってくればよかったと後悔しながら、途中道端にあった猫じゃらしを引っこ抜きタクトのように振りながら歩く。焼け焦げたアスファルトの道がずっと向こうまで続いている。交差点に差し掛かると、うっすらと向こう側のアスファルトから1センチ上が揺れていた。少し気分が高揚する。目で